もう5年も前になるのか、
ある一人の男性の方が
なぎの木整体に
来られました。
年齢は
80歳になる、と
言われていました。
腰が痛い、
そう言われました。
その方は言いました。
「若いときには
仕事、仕事、仕事で
妻も
看護師長までやっていて
年を取ったら
二人で旅行にでもって
話していたのに
妻は
早くに認知症となり、
今は
2人で施設に入っている...。
人生は
辛いことしかない」と。
お子さんに
協力を求めないのか、と
訊ねたら
「自分自身が若いとき
仕事ばかりで
親を
施設に預けていたのに
自分たちが
子ども達の世話になるわけには
いかない」と。
一方で、
我が家が
車のメンテナンスや保険で
お世話になっているOさんは
まもなく
80歳になられます。
いまだに現役で
とても生き生きとしています。
日曜日も正月も盆も関係なく
働いておられますが、
私は
Oさんの口から
仕事に関して
不平不満愚痴を聞いたことは
1度もありません。
また
奥様をとても大切にされていて
私は
車に関しても
人としても
絶対的な信頼を寄せています。
Oさんは
こう言います。
「愉しくないと人生じゃない。」
81歳になる
小石原焼の窯元
國光窯の匠は
それはそれは
好奇心旺盛で
80歳を過ぎてから
Instagramを始めていました。
創作に対する意欲も高く、
「まだまだ俺もやれるな。」と
次々に
新しい作品を生み出していきます。
同じ80歳です。
これまでの生き方、在り方の
積み重ねが
言葉になって
その人の全てを
言い表しているようです。
どう生きるのか、
どう在るのか、
答えは
過去でも
未来でも無く
今をどう受け止めて
生きているのか、
それが何より大切だ、と
そう教えて貰っているのです。
熊本県合志市野々島
なぎの木整体
MOE