長男が


何か唄っていました。


~♬♪~



よくよく聴いたら


尾崎豊さんの


【15の夜】でした。




懐かしいな、と想い


歌詞を思い出しました。




“盗んだバイクで走り出す


 行き先も分からぬまま


 暗い夜のとばりの中へ


 誰にも縛られたくないと


 逃げ込んだその夜に


 自由になれた気がした15の夜”






【自由になれた気がした】...




“自由だ”とは


言っていないのです。


“自由になれた気がした”と


言っています。





“誰にも縛られたくないと”と


言っていますが


“誰から縛られている”と


感じていたんだろう。




私は


学生時代


尾崎豊が好きで


よく聴いていました。


大人に反発することが


カッコいいと


想っていました。




とにかく


小5から中2までは


反発ばかりでした。







どこにも

自由はなかったし、

どこにも

私の求める質問の答えを

納得いく形で与えてくれる人は

いませんでした。



逃げ込んだその夜に

自由になれた気がした15の夜。





やがて

月日が流れて

私は

私と向き合うことから

逃げても

逃げ切れぬ事を

知りました。




誰から逃げていたんだろう...。

誰にも縛られたくないって

誰に縛られていたんだろう...。



全ては

【自分】でした。



自分から逃げ

自分の思いのクセや

観念概念に

縛られていたんです...。





自分自身と

向き合うことから

逃げなかったから

【自由】の意味を感じます。

【自由】です。

努力を重ねれば重ねるほど

【自由】はどんどん拡がり深まりを

増していくように感じます。









長男が唄った

“15の夜”から

そんなことを

振り返ることができたこと。



しかも

長男が唄った“15の夜”には

オチが在りました。






【♪♬ 盗んだバイク走り出す♪~♬】




えっ?!

”盗んだバイクと走り出す“???

【バイクと走り出すほどに

 速く走れるの】???






その脚力って

いったい...




笑。





月日が過ぎたら

こんな風に

重たくて暗くて苦しかったことも


やがては

軽くて明るくて楽しい笑い話になることを

私は

長男から学ばせて戴いたのです。




熊本県合志市野々島

なぎの木整体

MOE