畑を始めてから


もうすぐ


1年が過ぎようとしていて


気付くことはたくさんあり


数えきれません。




その中でも


キーワードを挙げるならば


【忙しい】という言葉でしょうか。






「忙しい」という言葉は


よく耳にしてきたし、


慌ただしく動き回る人を見て


忙しい人=仕事をしている人と


教師時代の私は


勘違いをしていました。




畑を実際にやり続けて


気付いたのは、





頭で


あれもこれもと


計画を立て


周りの目ばかりを気にし、


追い立てられるように


1度に2つ以上の仕事をしようとするとき


【忙しい】感覚になっていました。







畑をやると

確かに

季節に合わせて

土を耕し

種を蒔き

追肥をし

旬を迎えたら

収穫をしていく

流れはあるものの、

頭で考えて

あれもこれもとやろうとしたら

身体がついていかないのです。

そもそも

長靴を履いた状態では

機敏な動きはできないし、

1日の大まかな流れを以て

畑へ行ったとしても

前日に大雨が降った、とか

風が強かった、とか

獣が畑に入った、とか


畑に行ったら

予定は一変し

一瞬にして

【今やること】が

明確になるわけです。

“大まかな流れ”(最初の計画)を

絶対にやろうなんてしたら

身体も時間もバランスを崩すのです。



だから

私は

畑へ行くと

畑から

【今 この時に 何をするのか】

1つ1つ

教えて貰うのです。


頭で考えずに

流れに沿って

身体を動かすと

無理が無いから

気持ちが良いのです。




以前

私に

【1度、うつ病になった人は

 絶対に治らず

 再発する】

そう行った占い師がいました。






嘘です。



私は

そんなことを

表現するのは

愛の法則・慈悲の法則を知らず

法則からズレた生き方をしているから、だと

解釈しています。





法則通りに生きていたら

どうあがいたって

うつ病に

なりようがないのです。





【忙しい】から

うつ病になった...

キャパを越えていた...



そう言われました。





思うと

うつ病の

本当の原因は

自分が自分のことを認められず

自分が自分のことを好きじゃ無いから

仕事をたくさんすることによって

あるいは

仕事を早く仕上げることによって

周りの人から

賞賛されたい【欲】が

心と身体のバランスを壊し、

自分自身を知らないから

加重に仕事を抱え込み

その心理的な重圧に

耐えかねた結果生じた、と

私は

自らの体験から

分析します。








治すために

必要なのは

薬でも

医者でも無く、




治すために

必要なのは

【徹底して自分を知ること】

それだけでした。




【自分を知るために】

愛の法則・慈悲の法則を知り

毎日

実践し続けることでした。




愛を

神様と置き換えて

神様ならどう思うのか

神様ならどう話すのか

神様ならどう行為するのか、を

この一瞬一瞬

意識し続けながら

時を刻んできました。





はじめは

「この苦しみから解放されたい」

これだけのために

必死になって

【自分自身を知ること】を

追求していました。


それが

いつしか

「学ぶこと自体が楽しく幸せ」

というふうに変化して

【自分自身を知ること】を

追究するようになっていました。





そして

私の中から

【忙しい】が

姿を消していたのです。








春が来ました。

畑は

1年で最も

可能性が創造できる季節です。



可能性が

どんな姿になって

現れるのか...

想像さえできないのが

畑の素晴らしさかもしれません。




熊本県合志市野々島

なぎの木整体

MOE