先日
小学校で
読み聞かせを
してきました。
割り当てられた担当が
低学年だったので
年齢に応じた
分かりやすい絵本にしようと
思っていました。
最初
私は
“しあわせってなあに?”を
読もうとしていましたが、
急遽
変更して
“世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ”に
決めたんです。
低学年には
難しいか、と
私の思考は
グルグルしましたが、
【年齢じゃ無い。
今
種蒔きするときだ】と
思って
読んでいきました。
読みながら
思い出したことがありました。
以前
ホワイト・イーグル著
【自己を癒す道】という本の
ある1節に
“あなたは貧乏を怖れますか”
という内容があったんです。
当時の私は
“貧乏”という言葉を
耳にすることが嫌なほど
【貧乏を怖れていました】。
コロナ禍は
私を
1人にし、
1人だった私は
孤独で
仕事も無く、
また
3人の子どもを抱えて
どう生きていくんだ、と
お金ねある・なし が
いかに
人の心に影響するのか、を
身を以て
痛いくらいに
感じていました。
当時
ゴー ツー トラベル
という
旅行支援もありましたが、
そんなものは
“金持ち”にしかできない、と
そう思っていました。
だけど...
自分自身の心の苦しみから
とにかく
解放されたくて、
誰かのせいや
何かのせいにするなど
できなくて
逃げ場を無くしていた私は
徹底して
自分自身と向き合うしか
道は残されてはいませんでした。
ひたすら
想いを正して
言葉を正して
行いを正して
その上で
明想することを
やり続けて...
あれだけ
重たかった苦しいエネルギーから
解放されたとき
“お金が無いと何もできない”と
思っていた
その考え方こそが
貧乏なんだと、
気付いたんです。
貧乏って
意識の在り方だったんです。
そう言えば、
思い出したことがありました。
新婚時代...
17年前
小さな家に
暮らしていた私達夫婦は
休みの日になれば
海へ行き
貝を捕り
海藻を採り
魚を捕り
それが
晩御飯になっていたことを...。
義父は
育てていた野菜を
野菜が成るたびに
いつも
たくさんくれました。
島では
出かけるときには
カギも掛けず
安心して
どこにでも
出かけていました。
人に対する信頼感と
身の丈で生活するつつましさと
自然の恵みからのお裾分けと
無限の豊かさが
足元に
ちゃんとありました。
経験が浅い私は
その豊かさに
全く気付けていませんでした。
そして
今
私には
畑から
無限の学びを戴き
さらに
豊かさを受け取っています。
蒔いた種は
必ず実るように
自分自身を
磨いて磨いて磨いて...
“あなたは貧乏を怖れますか”
この言葉に
深い学びがあったことに
気付きました。
今
一人一人が
生き方そのもの
意識の在り方を
問われているのですね。
読み聞かせは
子ども達への意味合いより
むしろ
私自身へのメッセージだったのかも
しれません。
熊本県合志市野々島
なぎの木整体
MOE