初めての
野菜作りは
初めてだからこその
たくさんの現象が
起こっています。
例えば
ダイコン。
ダイコンのイメージは
【簡単に作れるだろう】
でした。
ところが
実際に
種蒔きをしたら
すぐに
事は起こりました。
種を蒔いたら
芽吹くと直ぐに
柔らかい芽は
次々に
虫に食べられていきました。
私は
再び
ダイコンの種を蒔きました。
また
虫に食べられていきました。
私は
ダイコンの種を蒔きました。
それを
何回繰り返したのか...
数えきれません。
数え切れないくらいにあった
ダイコンの種も
気付けば
全て
袋から消えていました。
祈るように
最後の種を蒔いた時
ダイコンは
虫に負けること無く
何とか根付き
ダイコンの形へ
成長していきました。
そして...
収穫しました。
キレイなダイコンでした。
種蒔きから
スムーズに
いかなかった分
余計に
収穫の喜びは
大きかったのです。
ところが...
ダイコンの全てが
中身が
スポンジのように
スカスカになり
しかも
煮物にしたら
ダイコンのえぐみが強く
他の根菜類にまで
えぐみが移ってしまいました。
“せっかく育てたのに何故?”
私は
育ったダイコンを
無駄にしたくなくて
いろんな調理法や料理にして
できるだけ
ダイコンを生かそうとしましたが...
生かし切れませんでした。
私は
全てのダイコンを引き抜き
全てのダイコンを切って
中身を確認しました。
ダイコンの全てが
中身は
スカスカになっていました。
まるで
スポンジのように...。
何を教えてくれているの?
ダイコンは
命をかけて
一体
何を教えてくれているの?
ダイコンとして
種を蒔いたんです。
ダイコンは
ダイコンとして
姿を現したならば
ダイコンとして
喜ばれたかったはず。
だけど
喜ばれるどころか
中身はスカスカで
味はえぐみが強くて
とても
食べられるものではありませんでした。
その時に
思ったんです。
どれだけ
見た目や言葉で
美しく飾り立てても
中身が整っていなければ
何の役にも立っていないことを。
役に立たないどころか
害にさえなることを。
誰かから
良く見られたい、
賞賛されたい、
慰められたい、
すごいと思われたい、
認められたい...
そんな想いがありながらも
それを自分自身で認めず
人のために
人のために
人のために
という言葉で
飾り立てた言葉な行いは
きっと
通じない...。
無私.無欲の想いからの
言葉や行いだけが
必要な人のハートへ
伝わっていく...。
そう...
伝えるんじゃ無くて
伝わっていく....。
これは
たった
一文字の違いだけど
【伝える】と【伝わる】には
きっと
天と地との差があるように
感じるのです。
“空洞症”ということを
夫が
調べて教えてくれました。
種蒔きの時期に
気温が高いと
起こりやすいとされているものの
詳しい原因は
まだ
分かっていないそうです。
命をかけて教えてくれたもの。
想いの在り方
ダイコンへ。
あなたが
命をかけて教えてくれたこと。
私は
正しく
受け止められたのでしょうか。
私は
諦めません。
今年
また
ダイコンの種を蒔き
美しいダイコンに
逢えるように
学び続けていきます。
熊本県合志市野々島
なぎの木整体
MOE