「助けて」
そう言われたんです。
その言葉から
不安、焦りが
感じられました。
私は
その言葉を聞いて
祈りました。
静かに静かに
祈りました。
「どうぞ内側が穏やかでありますように」
端から見たら
私が祈っても
何もしていないようにしか
見えません。
すると
再度
「助けて」
そう
言われたんです。
私は
長男に言いました。
そうなんです。
「助けて」
そう言ったのは
中間テストまっただ中の
長男でした。
工学基礎という
高専の専門教科で
普通科卒の私には
全く未知の世界。
そんな私に
長男は
「助けて」
そう言うのです。
私は
ここで
初めて動きました。
「何をそう焦っている。
何をそう急いでいる。
あなたは
既に
この世界は
法則でできている世界だと
知っているのに
なぜ
【助けて】なんて
言っているの?
自分の内側を観てご覧」と。
長男は
言います。
「テスト直前になって
なんで
こんなに分からないのかが
分からないんだ。
どうしよう...」
私は
深い息をするように
伝えました。
「全ては
完全な世界。
きっと
今の状況は
素晴らしいことになるよ。」
長男は
私の言葉を受けて
それ以上
自宅で勉強せず
早々に学校へ行き...
テストを終えて
帰宅しました。
すると
「ママさん、
友達に聞いたら
問題集にあった
質問に対する答えの記載自体が
間違っていて
第一問の答えが違ったから
以下の全てが
間違っていたんだよ。」
そう言ったのです。
テストは
全て回答できた、と
言いました。
落ち着いた長男に
私は
訊ねました。
「朝【助けて】と言ったとき
あなたは一体
私に何をして欲しかったの?」と。
すると
長男は
「一緒に
計算して欲しかった。
そしたら
その計算結果を照らし合わせようと
思っていたんだ。」と。
【助けて】に
応えなくて
良かった...。
そう思いました。
不安、焦りのある人の【助けて】は
時に
“私と一緒に苦しんで”
という時もあります。
長男の場合、
私自身が
数学的なことが
大の苦手で
そんな私が
ヘタに計算していたら
二人して
「分からないんだ」と
余計に
不安、焦りが
深まっていたでしょう。
あの時
私は
長男に対して
「心穏やかでありますように」
そう祈ったことに
違いは
無かったんです。
しかし
長男と計算する以上の
素晴らしい影響力が
あったんです。
この話には
続きが
あります。
工学基礎の
テスト結果は
なんと
1問のみの間違いで
これまでで
最高得点だった、
ということと
この世界は
愛の法則
慈悲の法則から
成り立っていて
愛や慈悲から
自分の意識が
ズレるから
不安、焦りなどを
自分で
創り出してしまうこと。
だから
常に常に
意識を
法則通りに
生きられるように
留め置くことの
大切さに気付けた、と
言うことでした。
この体験を通して
長男は
さらに
法則に対する確信を
深めることができたのでした。
やはり
この世界は
完全な世界です。
熊本県合志市野々島
なぎの木整体
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