朝日が昇る前の


空が白み始める時の


空の色が


大嫌いでした。







仕事に行かなきゃ


やらなきゃいけないこと、


しなきゃいけないこと...




また


朝が来たんだ...






朝が昇る前の


空が白み始める時の


あの空の色。






と言っても


冬ならば


日の出も遅いので


そんな空の色を


見ることもありましたが、


夏場は


日の出の時間が早いので


朝日が昇る前の


空が白み始める時に


目覚めていることは


まず


ありませんでした。



私は


とにかく


一分一秒でも


寝ていたい人間だったから。





寝ていたい


寝ていたい...






起きたら


また


仕事が始まる


職場の人間関係が始まる...








いえ


教師を辞めてからも


私は


朝日が昇る前の


空が白み始める時の


空の色が


大嫌いでした。




何のために生きているのか、


何故生まれてきたのか、


それが


分からないままに


また


1日が


始まろうとしても


どう生きていけば良いのか


私には


分からなかったから。






ただ起きて


ただ食事して


ただ掃除して


ただ洗濯して


ただ料理を作って


ただ茶碗洗って


ただただ


目の前に在ることを


行うことの意義が感じられない...








一体


私って何??











自分を知るために


私は


死ぬ気になって


その答えを


求め続けて...








教師を辞め


4年半が経った今








ようやく



















朝日が昇る前の


空が白み始める時の


空の色が














好きを越えて










美しいと


感じられる


空の色へと


変化しました。









何一つ


空の色は変わらないのに


何一つ


空は私にモノ言わなかったのに









同じ空の色が


180°も違う世界。








それは


私が


自分から


逃げること無く


自分とは何かを


求め続け


自分というものが


ナニモノであるのかを


感じ始めてから


姿を見せてくれました。





今日も


1日が


始まります。






熊本県合志市野々島


なぎの木整体


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