私が
畑を始めて
赤シソを種から蒔いたときの話です。
赤シソを育てるのは
梅干しに必要な食材だったから。
種から育てるのは初めてで
しかも
時期は初夏。
雑草の勢いも凄い時期に
畑仕事初心者🔰の私は
なにもかも知らないまま
ただただ
必死に
水遣りや草取りをしていたのです。
ある日
赤シソが
かわいらしい双葉を
出しました。
赤紫色のその葉っぱを
私は
赤シソだと思いました。
赤紫色のその葉っぱに
水遣りをし、
赤紫色のその葉っぱの周りにある
緑色の雑草を引き抜き
「大きくなあれ。大きくなあれ。」と
毎日毎日
見ていたのです。
が!
ある日
赤紫色のその葉っぱではない
全く別の形をした赤紫色の葉っぱを
見つけました。
よくよくよ~く見ると
小さいながらも
間違いなく
赤シソの赤ちゃんであることが
判明しました。
私は
それまで
赤シソだと思い込んでいた
赤紫色の葉っぱを
全て抜き取りました。
その時
他の畝を
よくよくよ~く見ると
赤シソの種を蒔いていなかった場所にも
赤紫色の葉っぱが
生えていたのです...。
赤紫色の葉っぱは
単なる1つの雑草でした。
そのときに
学びました。
ホンモノを知らないから
ニセモノを大切にすることを。
人が生きていくときに
原因と結果の法則があることを知らないから
誰かを傷つけたり
だましたり
うらんだり
愚痴を言ったり
物欲
金欲
権力欲を欲したり...
ニセモノを大切にする。
原因と結果の法則は
そのまんま
愛の法則・慈悲の法則。
ホンモノを知ったら、
ホンモノを大切にする。
ホンモノを大切にするとは
法則の通りに生きている、ということ。
そうすると
例え
私に対して
嫌悪感を持つ人が居て
嫌悪する言葉を
私に言ってきたり
または
誰かから
伝え聞いたとしても
絶対に
私を嫌悪する人に対して
悪い想いは抱かない。
それは
思考や理性で
力尽くでそうしようとしなくても
自然にそうなってくる...
努力をしたら、必ず。
もちろん
そこに至るまでには
相当の努力を
毎日毎日
一瞬一瞬
積み重ねをしていて...
もちろん
今もしていて
そんな積み重ねが
時として
大きな変化として
気付くことも
度々出てくるようになって...。
そうすると
さらに
想いを正し
言葉を整え
行いを意識していく努力をしようとなって
終わることはないのです。
それくらいに
ホンモノは
美しいし
素晴らしい。
いろんな体験をしたから
納得するのです。
全てから学ぶと思うから
日常生活の中から
生き方を知るのです。
知識だけでは
人は
幸せにはなれません。
人に必要なのは
知識を使う知恵なのです。
ホンモノを味わうと
知恵が
内側から
沸いてきます。
その知恵こそが
私が
ずっと
求めていたものでもありました。
熊本県合志市野々島
なぎの木整体
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