畑を共にする方と


とある話になりました。


それは


「親の言うことより


親の為すことの方が


子どもの生き方に


影響する」という内容でした。




かつて


自衛官だった父は


施設管理課で


建設の維持管理をしていました。


その時


住んでいた官舎の浄化槽が


異常サインを出しました。


父は


糞尿などのある浄化槽に入り


そこを


自らの目で確認し


異常の原因を発見し、


浄化槽は直りました。


私が


確か


高1の頃の話です。





他者の汚物を


触れますか???





私も


やりました...。





神社のくみ取り式のトイレを


素手で


掃除をしたことがあります。






それは


私自身が


その時の現状が辛く苦しくて


何とかしたくて


ワラをもすがる...


神頼みのような心境での


素手でのトイレ掃除でした。






自ら汚れたものに触れて


場所を清めていく行為は


同じですが、




しかし




想いは


全く違いました。






父は


自らの行いを通して


“人のお役に立つために


 見返りを求めることなく”


行為を為しました。








一方の私は


“自分が苦しみやつらさから


少しでも解放されたくて


自分のことしか考えていない”で


行為を為しました。








これが

全て、です。




どんな行為を為すか、ではなく

どんな想いであるのか、の方が

遙かに大切であることを

私は

体験から

気付きました。




行為は

目に見えるため

周りの者からしたら

分かりやすいかもしれません。


大切なことは

やはり

目には見えません。





私が

父から

学んだことは

周りからの賞賛や非難に

心揺さぶられることなく

他者のために

己のできる最善を尽くす

誠実さと謙虚さと行動力でした。





本当に凄い人は

自分で自分のことを

「どうだ。自分はこれだけやったんだ」

とは

絶対に言わないことを...

私は

人生の先輩方から

学んでいます。






熊本県合志市野々島

なぎの木整体

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