「ママ、僕 友達いないんだ」
そう言ったのは
長男が
確か
小学校5年生くらいの時でした。
どんな気持ちで
それを
表現したのでしょうか。
私が
伝えたのは
「今
“自分”を無くしてまで
周りに友達を求めても
それは
本当の友達とは言えない。
あなたは
やりたいことを
やるために
今
勉強している。
だから
やりたいことを
真剣に
やり続けていたら
いつか
自然に友達はできているよ」
長男は
中学校卒業まで
友達らしい友達は
いませんでした。
友達の名前が出たことも
ほとんどありませんでした。
また
誰かの悪口や愚痴も
全くありませんでした。
私が
知らなかっただけで
長男を様々に言う人が
いたそうですが、
それについて
長男から
泣き言を聞いたことも
1度もありません。
月日が
流れました。
科学者として
世界中の人を幸せにしたい...
その想いだけを胸に
努力に努力を重ね続け
高専に入学した長男は
今
科学技術開発系の部活に入り
夜遅くまで
技術を磨いています。
そして
風呂に入るとき
「あぁ、今日も楽しかったなあ」と
言っていました。
友達も
いるようです。
昼休みに
数学の問題を
共に解く友達。
妥協せず
“自分”を信じた結果
学びたい場所で
波長の合う仲間に恵まれました。
生き方が
誰かの勇気になる...
かつての聖者は
もちろん
足元に
ちゃんと
尊敬するに値する人は
存在していました。
それに
気付けるか、気付けないか、だけで...。
熊本県合志市野々島
なぎの木整体
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