私が


高校受験の時


塾に通い


同じ高校を受験する人たちを


ライバルだと見てました。


一点でも


得点を上げようと


それこそ


競争ならぬ


熾烈な感情面での争い...でした。




だから...


他者との争いをする想いだけは


我が子へ連鎖することないように...


その想いは


決して


誰をも幸せにはしないし、


そうやった生き方は


必ず


後悔する日が来ることを


体験を通して


学んだから...


だから


合格よりも


“どう生きるのか”を


大切にしてきました。










月日が経ち


長男が


高校受験となりました。


私は


受験生の母になっていました。




長男は


家庭の事情を汲みとり


「塾には行かない」


そう言いました。


彼が勉強するのは


学校からの問題集と


受験校の過去問のみでした。


過去問を


何度も何度も


繰り返し解きました。


さらに


弟妹がいる自宅では


集中しにくいために


冬休みには


学校にお願いして


学校解放してもらい


一人で


黙々と勉強していました。


そんな姿を見て


長男を気にかけて下さった


学校の先生方は


面接練習して下さったり


分からぬ問題を


教えて下さったりしたそうです。



長男は


言いました。



「僕の受験する所は


推薦で4人受けるんだ。


去年は2人受けて


2人合格したんだよ。」と。




私が伝えたのは


「同じ中学校から


4人受験するなら


4人皆が合格したらいいね。


その合格は


来年受験する後輩にとっても


希望になるから。」






長男が


お正月に


地元の神社に行って


「合格しますように」とは


一言も言いませんでした。


代わりに


こう言っていました。


「僕が合格することで


沢山の人を幸せにするため


勉強します。


それができるように


努力していきますので


お見守り下さい」と


誓いを立てました。




それは


何故でしょう...。





忘れもしません。





2017年2月



学問の神様で有名な


福岡の太宰府天満宮へ


行ったとき...




その時


太宰府天満宮は


梅が美しく咲いていて


とても


良い香りがしました。




そして


本殿へと


歩いて行くと


そこには


人人人人人人...。


そこにいる人のほとんどは


「合格しますように」と


手を合わせていたのですが、


神様は


それを受け取ってはおらず


「合格しますように」の波動は


見事に


跳ね返っているのを感じました。


凄いエネルギーを感じた私は


いえ...


分からないけれど


3人の子ども達も


エネルギーの影響受けたようで


帰りの車の中では


運転手の夫以外は


皆熟睡でした。





長男が


受験する推薦は


面接のみでした。



そこには


至る場所から


想いを持った受験生が


やって来ます。





長男には


明確な意図がありました。



それは


自分のこと

(有名になりたい・

 お金持ちになりたい・

 人から賞賛されたいなど)を超えて


世界中の家庭を幸せにするために


どうしても


ロボット工学を学ぶ必要があること。



家庭こそが


幸せの原点であること。



それは


長男が


心を病んだ母親を目の当たりにし


母親が悩み苦しむ姿が


家庭をどれだけ暗くしたのか


自分が学校に行っている間も


勉強どころではなく


家が気になっていたこと、


そして


母親が周りの人の支えによって


改善していく過程で


家庭が明るくなっていき


長男自身も


安心して


学校で勉強できるようになったこと、


そんな体験から


家庭は幸せの原点であり


その幸せに貢献するために


学びたいんだ、と


ハッキリ言っていました。




長男の中に


競争も争いも


全くありませんでした。


さらに


長男の面接練習での話には


続きがあります。



僕は


そんな体験を通して


人生の悩み苦しみは


人が深く学ぶためにあり


だから


これからも


何があっても


前進していこうと


思います。




そう締め括りました...。






そういえば


思い出しました。




長男は


小学校


中学校通して


友達や教師について


悪口や不平不満などを


一言も


言ったことは


ありませんでした。





受験を通して


私は


美しい世界を観ました。


それは


“神の姿”として


私の目には映りました。



神様は


こんなにも


身近にいたのです。





熊本県合志市野々島

なぎの木整体

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