1年前









教師を辞めた私は
日に日に
元気がなくなっていきました。
そんな私を
夫が見て
こう言ったのです。
「もえ、
10年以上も
教師として
頑張ってきたんだ。
そんな
自分に
ご褒美として
好きなことをやってみたら?
何もかも
新しく始めるために
旅行とかさ。」
1年前の私には
僅かながらも
退職金がありました。
当時の私にとって
その退職金の金額は
例えば
30年教師を勤め上げたとして
満額戴く退職金の
三分の一との
予測を遥かに下回り
“あ~、途中で辞めたら
こんなものなのだ....”
と
何故か
物足りなさを
感じていたのです。
当時は
お金を手放すことに
大きな抵抗感と恐怖心が
ありましたから、
夫の提案なんて
到底受け入れられるものでは
ありませんでした...。









その時の私には
こんな考えがありました。
楽しいことは
自分の目標が
達成されてから
ご褒美として
味わうもの。
教師を辞めて
まだ
ヒーラーとして
成功もしていないのに
旅行なんて
行けるわけがない...。
この考えは
幼少期から
親や教師が
「〇〇ができたら、ご褒美ね」
と
言われて育ってきた背景があり
私も
それを軸として
生きてきたから
根深く染みついた
考え方を変えるのは
なかなか厳しいものがありました。
そんな夫は
私に言います。
「これから
お客様が
どんどん入ってきて
忙しくなって
なかなか時間が取れなくなるから
先に
楽しいことを
味わっておくんだよ。」
私は
この言葉に対して
非常に腹が立ちました。
毎日繰り返される
寂しいなぎの木整体の現実は
夫に
宣伝能力も
経営者としての
プロ意識も
全くないように
捉えていたからです。
そして、
私が
精神を病んでいく
原因を
私は
夫の不甲斐なさから
きているのだと
考えていました...。
でも、
今だから
分かるのです。
本当は
夫の方が
私以上に
不安だっただろうし、
責任も感じていたことを...。
男として
妻も子どもも
守りたいのに
自分自身が
その役割を
果たせていない
もどかしさを...。
だからこそ、
妻である
私の笑顔だけは
守りたかった...。
そんな優しい想いの
溢れる言葉だったことを...。
今の私は
過去も未来にも
囚われること無く
今
ここだけを
感じて生きるように
なりました。
1年前に
行けなかった旅行は...
私の過去生の魂からの呼びかけにより
来月6月に
セドナへと
行くことになりました。
まさか
セドナへ行くなんて
当時は
思いもしませんでした。
でも、
思います。
知らない土地に行き、
知らない人と出逢い、
日常と
全く異なる
波動に触れていたら、
身体の内側から
大きな変化が沸き起こり、
価値観まで変わり、
人生そのものが
予想もしないくらい
大きく変わっていくことを。
もちろん、
その変化とは
素晴らしく
素敵な変化です。
神奈川県の小学校教員を
うつ病で辞めて、
先が見通せなかったとき、
私が
初めて
一人旅で訪れた与論島。
結果として
それは、
夫と出逢うきっかけと
なっていきました。
辛いときほど、
道に迷うときほど、
その
ネガティブな連鎖を
断ち切るために
別の世界に
身を置くことが
大きく変わるきっかけと
なることを
1年前の夫は
もしかしたら
感じていたのかも
しれません。
支払う価値以上のものが
そこには
確かに
存在していました。
お金に対して
失う恐怖が強かった私は
お金を手放せず、
やりたいことも
旅行も行かなかった...
その結果は
ネガティブスパイラルにはまっての
自殺未遂でした...。
私は
自分の中にある
囚われから解放されたとき、
真の幸せに
気付けたのでした。
今では
夫の言葉にも
感謝しています。
あなたが
今日も
笑顔で
ありますように✨✨✨
熊本県合志市野々島
なぎの木整体
スピリチュアル氣功師MOE