かつて
特別支援学校で
小学部3年生の担任をしていたとき、
ある1人の男子児童が
私のクラスに
在籍していました。
脳性麻痺による
両下肢の不自由さと
知的障がいを
併せ有する児童でした。
その児童は
痛みを
感覚として
感じることが
できませんでした。
そのため、
転倒し
擦り傷をつくっても、
ハサミで
指先を切ってしまっても
血を流したままで
学習を続けていることが
何度かありました。
元々
足下も不安定だったので、
教師が
1人
ほぼ常に傍についていた
状態でした...。
ある日、
その児童のスネから
かなりの
出血があるのを
目にしました。
転倒はしていません。
慌てて
保健室で処置して貰いましたが、
その時に
思ったのです。
痛みは
命を守ろうとする
愛なんだ...と。
痛みがあるから、
危険な行動を
回避するための
行動を取るように
なっていきます。
これは、
心にも
同じ事が
言えると思うのです。
もしも、
心に痛みが無ければ
私達は、
心の痛みから
得られる
気付きや
学びや
感動が
誕生しないのかも
しれません。
確かに
心の痛みは
無いに超したことは
ありません。
ただ、
心の痛みを
忌み嫌い
避けると
その状況は
いつまでも
続きます。
それは、
大いなる存在からの
メッセージだからです。
学びなさい、
気付きなさい、
そして、
幸せでありなさい...と。
エゴにまみれると
表面の出来事だけでしか
私は
ジャッジできませんでした。
でも、
心の痛みは、
新しい自分を
生みだす
陣痛でした。
そして、
陣痛は
新しい世界の扉を
開いてくれたのです。
そこは、
光に満たされ
優しさ溢れ
笑顔が集まる
世界でした。
あなたが
今日も
笑顔で
ありますように✨✨✨
熊本県合志市野々島
なぎの木整体
スピリチュアル氣功師MOE
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