①からの続き
このRASは
非常に興味深い働きをします。
例えば...
誰かを好きになったとき
世界で起こる出来事が
全て輝いて見えたりします。
あるいは、
自分が妊娠した途端に
出掛けた先に
妊婦さんが沢山いると
感じたりします。
さらに
子どもが産まれたら
ベビーカーを押している人が
ここにも あそこにも
至る所にいると
感じます。
自分にとって
関心のある出来事や
状況や物事に
脳は意識を
自動調整のように
シフトするのです。
さらに
スコトーマ(盲点)が
加わります。
これも
脳の機能です。
脳は
自分にとって
興味や関心が
無いものについては
一切
認識しないように
なっているのです。
(だから
盲点と表現するのです)
つまり
その人にとって
意識しないものは
その人の世界には
存在しないことになります。
さらに
人間には
ホメオスタシス(恒常性機能)が
存在します。
ホメオスタシスが無ければ、
人間が生きていくのは
不可能です。
ホメオスタシスは
体温を一定にしたりするなど
身体の機能を一定に保つことで
生命を維持しようとする
働きです。
それは
心にも
同様に作用します。
つまり
物事の捉え方や
考え方
感じ方には
それぞれの癖があり
その癖は
ホメオスタシスの
機能から
同じ状態を
維持しようとするのです。