元勤務先が買収した台湾の製造販売会社は、外国人オペレーターも1割程度いて、ほぼ毎月、労働災害(休業または不休業)が発生していた。しかしながら、報告が責任者である私までなされず、当初は労災が発生していないと理解していた。買収後一年が経過した頃、親会社による監査があり、過去一年間、毎月、労災が発生していた事実を知り、大変な衝撃を受けた。以降は、報・連・相を徹底することにしたが、一方で、グループ会社約200社で、ダントツの労災発生件数ワースト1という不名誉な記録が数ヶ月続くことになった。ヒアリングをすると、安全第一、労災撲滅意識が希薄であることも判明し、安全に対する意識改革から取組み、半年後から一年以上労災発生ゼロにすることができるレベルまで意識改革が進んだ。その時の事例のポイントを紹介します。