こんちは

 

Windows・Macを快適に使うには周辺機器が重要です。

 

各台に周辺機器を個別に用意するのは現実的ではありません。

 

マンション価格が高騰している現在では、余裕のある間取りも少なくなっており、限られたスペースで快適に使う工夫が必要です。

 

 

  幅広なデスクを使う

 

1番重要な点です。

 

今まで120cm幅デスク・60cm幅スチールラックを使用していましたが、モニター1台で120cmデスクの大半を占領してしまいます。

 

パソコンデスクは簡単に買い替えるものではないので、後悔しないように選ばなければなりません。

 

120cm幅だと作業スペースは少ない

 

 

 サイズの選択肢が多いIKEA

 

設置するスペースの横幅最大は180cmですが、多少のゆとりを持たせる必要があります。

 

IKEAでは同じシリーズでもサイズが多いため、選択肢は多いです。

 

 

同じシリーズでも、横幅120~180cmから選択できます。

 

モニターアームを使う場合、奥行は最低60cmはあった方が良いです。

 

ニトリでも同様の製品はありますが、サイズの選択肢は少なめになっています。

 

北欧家具はナチュラル(白っぽい)ものが多いです。

 

 

 コンセントはオプション

 

商品画像にコンセントが埋め込まれていますが、別に購入する必要があります

 

 

 

商品説明欄に記載ありませんが、『MITTZON(説明書)』には『KOPPLA対応』と記載があります。商品説明のも記載しておいて欲しいところです。

 

KOPPLAをつけない場合、MITTZONに付属しているトレーになります。

 

デスクに標準付属

 

 

 ケーブルガイド(配線隠し)

 

パソコンデスクとして使用する場合、配線が多くなります。

 

デスク標準でケーブルガイドがあるに越したことはありません。

 

 

モニターの配線だけでも、DisplayPort×1、HDMI×2、USB-C×1、電源ケーブル×1

の最低5本は出ています。

 

配線を隠したい人はケーブルガイド付きを最初から購入した方が良いでしょう。

 

 

 ヘッドホンハンガー

 

夜間作業に必要なヘッドホンですが、保管場所に困ります。

 

ケーブルガイド同様に、Amazonでもヘッドホンハンガーが大量出品されています。

 

MITTZONは左右2箇所にハンガーがあります。

 

 

 

 好みの色を選ぶ

 

機能的に問題がなくても、好みの色がなくては話になりません。

 

ウォールナット材(焦茶)を選択しましたが、IKEAはウォールナットが少ないです。

 

ウォールナットが良い場合、ニトリなどの国内メーカーを選ぶことになるかもしれません。

 

 

 

  周辺機器を選定する

 

ここから本題です。

 

デスクトップ ×2台(Win・MacStudio)

ノートパソコン×2台(Win・Macbook)

 

上記の4台を共存させる環境を整備しなければなりません。

 

 

 入力数の多いディスプレイを選ぶ

 

HDMIセレクターで入力切替をする方法もありますが、経験上『安定しない』ことが多いです。

 

最初から入力数の多いディスプレイを選んだ方が無難です。

 

 EIZO EV2785(27インチ・4K)

DP×1、HDMI×2、USB-C×1の4系統入力

【生産終了】

 

 

 マウス・キーボードはマルチペアリング対応

 

各PC毎に入力機器を増やすことは現実的ではありません。

 

最低でも3台接続可能な製品を選んだ方が良いでしょう。

 

 

 マウス Logicool MX Master 3S

3台まで接続可能

 

独自規格の Logibolt(USB)で接続されています。

 

後述しますが、Logibolt(USB)をTB3ドック(Caldigt TS3)に接続することで、マウスを共有させることができます。

 

 

 キーボード HHKB Studio

Bluetooth×4・USB×1の合計5台まで接続可能

 

Bluetoothで4台まで接続可能です。

 

Logibolt接続・マルチペアリング対応製品の方がスマートかもしれません。

 

 

  ノートパソコン用にThunderboltドック

 

DisplayPort入力を、Thunderboltドック接続のノートパソコン専用にします。Thunderboltケーブルの抜差しだけで、ノートパソコン(Windows・Mac)をモニター側に出力、接続機器を共有できるようにします。

 

Logibolt(USB)をドックに接続しておくことで、1台のマウス・キーボードを共有することができます。

 

Caldigit TS3 Plus

映像出力から周辺機器まで、1本のケーブルの抜差しで切り替え可能

 

後継機に『TS4』がありますが、高価(58,300円)でThunderbolt”4”接続です。

 

将来性を考えれば『TS4』でも良いのですが、今回のような共有させるだけであれば『TS3 Plus』で充分です。

 

 

  ネットワーク機器の増強

 

NASとの接続を考えて、10Gbeスイッチングハブにしています。

 

10Gbe対応のNASがなければ、2.5Gbeスイッチングハブでも充分です。

TL-SX1008

全8ポート、10Gbe接続可能

 

10Gbe接続のNASを使用していますが、10Gbe帯域をフル活用するシーンは限定的です。

 

 

  NASの導入

 

各PCのデータはNASに保管します。

 

PCを複数台所持しているのであれば、NAS導入を検討した方が良いと思います。

 

以前の記事で紹介したように、NAS2台で運用しています。

 

この2台を机下のスペースに設置しました。

 

電源関係はケーブルボックスに収納

 

NASを床に直置きすると、HDDの振動・共振がダイレクトに伝わります。

 

便利な代物が不愉快な代物に変わらないように『振動吸収ゴム』『防振マット』の上に設置した方が良いです。本当に腹立つから。

 

 

 

 

  デスク下にMac Studioを設置する

 

デスク下部(天板裏)にMac Studioを設置します。

SENGTEK デスク下マウント

 

以前は、プラスチック製の似たような製品を使用していましたが、『電源ボタンが押しづらい・接続ケーブルが変形する』などの不具合が発生しました。

 

滑り止めがないため、触るとMac本体が動いてしまう

 

impress記事を見て購入したのですが、最初から専用品を買うべきでした。

 

 

  デスク下にペンタブ保管場所を作る

 

ペンタブ保管場所を作ります。

 

山崎実業 テーブル下 収納ラック ブラック

 

ビス止め(4点)が必要になりますが、プラスドライバーがあれば誰でも簡単に設置できます。

 

本来の使用方法とは異なる

 

 

 

  有孔ボード(壁)にガジェットを設置する

 

マウス・キーボードPC4台で共有できるようにしましたが、頻繁に使わない周辺機器は転がっています。

 

『使ってないなら、メルカリで売れ』と言われそうなので、常に使っている感を出さなければなりません。

 

デスク下・上に設置するスペースがなくなってきたので、壁に飾ることにしました。

 

光(Hikari) ウッディボード パンチングボード 有孔ボード

 

 

光 石膏ボード用パンチングボード止め具セット 黒 4セット入 PBST1

 

 

100均ショップで適当なフックを調達して、あとは設置するだけです。

 

これで『使っている』感がでているはず

 

Youtuberのような『オシャレ』を目指したわけではなく、不純な動機で壁に飾りましたが、これはこれで良いかもしれません。

 

 

  20cmの隙間を埋める

 

180cm幅に対し、デスクは160cm幅でした。

 

この隙間にスイッチングハブ・Thunderboltドック・ルーターを設置します。

 

Ucomir キッチンワゴン 隙間収納 収納ワゴン キャスターワゴン 幅20cm

 

Amazonで『隙間収納』『〇〇cm 収納』と入れれば大量に出てきます。

 

 

  完成したパソコンデスク

 

組立から設置まで、8時間程度を要しました。

 

Mac Studioの下にWindows機(デスクトップ)

 

 

デスクと隙間収納ワゴンの高さが違いますが、キャスター分の高さを考慮していなかったために発生した悲劇です。

 

当初の目的であった『Windows・Macを快適に使う』は達成しました。

 

 

  まとめ

 

 

 良い点

 ・マウス・キーボードをPC4台で共有できる

 ・Windows、Macがシームレスに切替可能

 ・モニター脇にノートパソコンを設置できる

 

 悪い点

 ・設置完了まで非常に疲れる

 ・収納スペースは確実に減っている

 

 『まとめ』になっていませんが、満足のいく結果となりました。デスクは広いほど良いのですが、収納スペースは減ります。その減少分を創意工夫で補填しなければなりません。せっかくデスクが広くなったのに、収納スペースが減ったばかりに、デスク周辺が乱雑になってしまっては意味がありません。今回は広くなったことでのメリットが大きかったので良かったのですが、二度とやりたくありません。デスクを幅広に変更するにしても、一気にやらなければならない事情がない限り、ゆっくりと組立した方が良いと思います。今回、なぜ無理にでも幅広にしたかと言えば『使っていないPCはありません』感を出したかったからです。SNSでよくみる『オシャレ』にならなかった要因は、このような不純な動機が原因でしょう。『どこが北欧家具だよ。説明してみろ。』などの雑言を発しながら組立するのではなく、計画的に考えて満足のいく結果になるように考えましょうという啓発記事です。

 

さようなら