NASのスイッチングハブの選定になります。
複数台での運用・アクセス高速化には、2.5Gbe以上が望ましいです。
NAS側は前回記載の通り、最初から2.5Gbe以上(もしくはPCI増設)の製品を選定、
PC側はUSB接続(LUA-U3-A2G等)で有線LANで接続します。
但し、通常のルーターやハブを経由すると1Gbeに制限されます。
NAS側が2.5Gbeに対応していても、ハブ側が1Gbeだと最大1Gbeとなります。
『Giga対応』などは、最大1Gbeのことを指します。
非常に安価で入手性も良いのですが、速度は1Gbeまでです。
なので、上記の場合のPCとNASの最大接続速度は1Gbeとなります。
帯域(2.5Gbe-1Gbe)に1.5Gbe程度の余力があるので、NASにアクセスしながら、
ネット動画等を視聴しててもネット回線速度の影響は少ないです。
NASを導入しないのであれば、安価なスイッチングハブで良いのですが、
複数台接続・大容量ファイルとなるとNIC速度は非常に重要になります。
上記の構成では、NAS ⇔ PC1/PC2 の通信速度は
1,000Mbps(125MB/s) ⇒ 2,500Mbps(312.5MB/s) になりました。
上記のように、スイッチングハブ側を2.5Gbeに変更すれば、
ファイル転送速度の高速化はハッキリと体感できると思います。
BUFFALO 2.5GbE対応 金属筐体 AC電源 5ポート ブラック スイッチングハブ LXW-2G5
2.5Gbeスイッチングハブの相場価格は、決して安価ではありません。
Amazonで9,500円~15,000円程度の相場となっています。
ただ、この快適性を知ったら二度と1Gbeには戻れないと思います。
【まとめ】
・アクセス速度を求めないなら、スイッチングハブを交換する必要はない
・複数台接続する場合、2.5Gbe対応に変更したほうが良い
・大容量ファイルの転送をする場合、2.5Gbe対応に変更したほうが良い
・スイッチングハブの相場は9,500円~15,000円程度
【余談】
我が家では10Gbeでの運用をしています。
RAW現像ファイル(1ファイル:大体30MB)の保管先として運用していますが、
ローカルSSDのバックアップ先として使用しています。
NAS(10Gbe)がHDD*2台であることから、最大350MB/s程度となっています。
当然、10Gbe機器の相場は更に高価です。
正直2.5Gbeで十分でした。
10Gbeはロマンありますが、費用対効果は薄かったかな…
【10Gbeの場合】
・Thunderbolt3 10Gbe 35,000円
・10Gbeハブ TPlink 35,900円