「フチ子さん」って知ってる？ タナカカツキと玩具メーカー・奇譚クラブの共同開発によるカプセルトイ「コップのフチに舞い降りた天使 コップのフチ子」。価格は1回200円。実はこれ、コップのフチに飾るために作られた人形。座るフチ子さんを始め、ぶら下がる、ひっかかる、よじ登る、などポーズは全部で７種類。そして、シークレットバージョンでは水着姿になっているんです。
コップのフチに、ちょこんと座るちいさな女の子。かわいくって、おもしろい。カツキさんが生み出した、このギリギリが好きな女の子。糸井重里も画像をつけてツイート。そうなんです。「フチ子」はだれに見せても、すごく反応がいいんです。ツイッターを活用した写真コンテストも。
9月4日のZIP!でも紹介されて、一気にブレイク。売り切れ続出、今やヤフオクでしか手に入らないとか。
なんと友人は、４日朝に職場でその話を聞き、同僚のために仕事帰りに20km離れたヴィレッジヴァンガードに向かったそうです。50過ぎの親父とは思えない行動力。
「取扱い店情報で、あそこなら・・やっぱりなし。もしやと思い隣の閑散としたゲーセンにいくと、10種類しかないガチャポンの隅にひっそりとあった。まだ半分。踊る心を抑えて１個、足がみえる、やった間違いない。とりあえず1000円で５個、ポケットに詰め込んで急いで車に戻った。待てよ、７種類とか言ってたな。今度は、鞄を持って・・まだ他に誰も気づいていない。1000円でさらに５個。待てよ、シークレットは赤い水着とか言ってたな。青ばっかりじゃ・・もう1000円これで最後・・なんと１５個目に赤いのが見えた。飛び上がりたいくらいの感動を抑えて店を出た。帰り道、興奮が冷めたら・・さて、どうしたものか。3000円で15カプセル。プレゼントしたってせいぜい３個。家に持って帰っても、呆れられるのが落ちだ。」
彼、どうしたと思います？ その日のうちに、ヤフオクへ。シークレットを含め６種と、４種２組の３セットにして、最短の２日後までで出品。４個あった「ぶらさがりフチ子」を１個、情報料としてプレゼントしたとか。オークションの結果ですか、仕入3000円が計17500円ですって・・ただ、実際は、
「往復の交通費、送料も出品者負担だし、心を込めて包装にも気を使ったので、経費が7500円だから差引１万円。きれいに写真撮ってアップしてから、発送するまで実働10時間ぐらいなので、時給1000円ってとこかな」