「目標3倍の実績はある。でも、それをどう伝えれば評価されるのか?」
前回の記事でお話しした通り、私は「面接での伝え方」を根本から変えることで、未経験から専門職への内定を勝ち取りました。
今回は、私が実際に「不器用な自分」を「市場価値の高い人材」へと書き換えるために踏んだ、具体的な3つのステップを公開します。
1. 自分の経験を「抽象化」して整理する
銀行員時代の「目標3倍」という実績。これをそのまま話すと、ただの「営業が強い人」で終わってしまいます。私はこれを、専門職でも通用するスキルに**「翻訳」**しました。
• × 客の元へ通い詰めた
• ○ 「潜在的な課題を特定し、合意形成を図るコンサルティング能力」
• × 厳しいノルマを達成した
• ○ 「高いプレッシャー環境下における、完遂能力と数値管理スキル」
このように、今の業種だけでなく、どの業界でも欲しがられる「ポータブルスキル」に言葉を置き換える作業を徹底しました。
2. 「なぜ未経験の自分なのか」への答えを磨く
専門職の面接で必ず聞かれるのが、「なぜ未経験のあなたを採用すべきなのか?」という問いです。
私はここで「勉強します」とは言いませんでした。代わりに、**「これまでの異業種での経験が、この専門領域にどう新しい風を吹き込むか」**を語りました。
「専門家が陥りがちな視点ではなく、小売や銀行で培った『顧客視点』をこの領域に持ち込むことで、より実利に即した解決策が提示できる」
この「異業種出身ゆえの強み」を明確にしたことで、経験のなさをプラスの評価に変えることができました。
3. 「プロの目」を壁打ち相手にする
自分一人で考えていると、どうしても視点が主観的になります。
私は、自分のキャリアシートを複数のエージェントに見せ、練習を続けました。
ある場所では「普通」と言われた実績が、別の市場(今の専門領域)では「喉から手が出るほど欲しい」と言われる。この**「評価の歪み」**を見つけ出したことが、年収1,100万へのショートカットになりました。
面接が苦手な私にとって、この「事前の棚卸し」こそが、本番で唯一の自信を支える柱となったのです。
最後に
自分を高く売るために必要なのは、優れたトークスキルではありません。「自分の価値がどこにあるか」を正しく理解し、それを相手の言語に合わせる準備です。
次回は、私がこの「市場選び」と「棚卸し」を共に行った、具体的なパートナーやツールの選び方について詳しくお伝えします。