とある異業種交流会での出来事。

12年以上前より入会している異業種交流会がある。参加企業は20社ほどで全部製造業。

企業規模は、50人~100人規模の規模がほとんで、私の会社のような零細企業は、2、3社ほど。

12年前の入会する時、私の会社は、企業規模が小さいので、入会しても良いのでしょうか?と交流会運営側にお伺いしたが、「まったく(企業規模は)関係無いので、是非入会を」ということで入会して、今日に至っている。

入会してから今日まで、年に6~7回のペースであるが、参加企業の企業規模こそ差があれ、経営者の悩み、課題は、共通することが多く、良い意味で共感、理解者という感じで、結構有意義に参加させてもらったのだが・・・。

先日、この懇親会に参加したときに、まだ事業継承していない2代目と事業継承について、話をしていたときに、そのお方が次の様に私に言ってきた。

「○○○さん(私のこと)は、社長になった時に、大変だったことを聞いているけど、うちは、はっきり言って(企業規模が違うので)レベルが違うから、これまでにも1冊の本が書ける位、いろいろあるんだから」と面と向かって言われてしまった!

そのお方が言いたいのは、「要は、お前のような零細企業の経営者とは、経営のレベルが違うので、お前の言うことなど大きなお世話。苦労の度合いが違うんだよ」ということ。

あーあ、ついに本音で言われてしまった!

入会当初より今日まで気にはしてたけど。

いつか、こういうことを言われる日は、遅かれ早かれ来たんだろうな。

でも、企業規模の差があっても、社長No.1とNo.2は違う。

どんなに小さい企業でも「社長」には「社長」の苦労はある。

そのリスペクトができない奴は、経営者として、未熟だと思う。

で、この異業種交流会は、辞めることに決めた。

今までも参加していて、ちょっとそういう空気感(企業の規模で経営者の優劣をみる)は、うっすら感じていて、やめようと思った時も幾度かあったので、ある意味、はっきりいってくれて辞める踏ん切りがついたのは良かったのかもしれない。

でも、世の中は、だいたいそういう物差し(学歴、会社の規模、家柄、資産etc)で、人を判断するものだから、 別段、変わったことではないのかもしれない。

その会に入会した俺が、KYなだけだな。