土曜日は国際フォーラムで開催された
和楽器バンドのライブに参戦してきました!

猛暑の中、浴衣でGo~

野外だったら、多分死んでた(笑)


また買っちゃった……
白竹堂とのコラボ扇子f(^ー^;

メンバーイラストの可愛らしさにキュン❤

1F席だったけど、かなり後方でした。
ずっと、オペラグラスにかじりつき
聖志さんを見つめ続けたという(笑)

次は来月の夏フェスです。

暑さとの戦いになりそう……

→雛の想い(10)

 

美千代のお喋りは止まらない。

“話好き”というよりは“会話に飢えている”

といった雰囲気だ。

 

一人娘の自慢話に始まり、趣味のアンティークドール蒐集と

それに対する造詣の深さ。

そして、今は既に倒産した雑貨屋の経営の苦労話について

熱く語っている。

 

「それで、私の扱っていたのは中世ヨーロッパのアンティーク

 雑貨でしてね。お値段が張るのは仕方ございません。何しろ

 質の良い物ばかりですもの…」

 

夫の浩太郎は、また始まったと言わんばかりに顔を顰め

口を堅く引き結んでいる。

真澄もほとほとあきれ果てていた。

そろそろ引き上げ時かもしれない。

真澄の直感では久松夫婦は“白”だ。

勿論引き続き裏付け調査は必要になるが…

ただ、事故か自殺か――その点に関しては皆目見当がつかない。

そう言えば琉架は?

真澄は顔を上げ、襖の方へと目を遣った。

突然ふらりと席を立ったきり、戻ってこない。

何処に行ってしまったんだろう?

「連れを呼んできますので、ちょっと失礼します」

真澄はそう断ると廊下に出た。

まさか、勝手に帰ってしまうなんてことは…

足早に玄関に向かい、三和土に目を遣った。

琉架のスニーカーは入ってきた時のまま、きちんと

揃えて置かれている。

ほっと息を吐くと、首をひねる。

じゃあ、一体どこにいるんだろう?

引き返そうと踵を返した真澄の耳にどさっという音が

聞こえてきた。

玄関脇の和室からだ。

 

そっと襖を開け、中を覗き込んだ真澄はハッと息を呑んだ。

琉架が畳の上に倒れ込んでいた。

「琉架!」

その顔は血の気がなく、紙のように真っ白だ。

「どうしたの、大丈夫?」

大きく襖を開け放ち、部屋に飛び込む。

抱き起そうと手を伸ばした瞬間、

「触らないで!」

思いがけない激しさで制された。

うっすらと開いた眼が紫色に輝いている。

「…ボクは、大丈夫だから…触らないで‥

 真澄さんまで取り込まれちゃうよ…」

苦しげな息のもと、とぎれとぎれに言うと、両手で

支えるようにして身体を起こし、額に浮かんだ汗を拭った。

紫の瞳が少しずつ黒く変わっていく。

それに従い頬に赤みがさしてきた。

真澄は傍らに落ちていた女雛を拾い上げた。

「琉架。金子シズさんの想いを読み取ったのね?」

小さく頷く。

「で、どうだった…」

暫くの沈黙の後

「少なくとも他殺じゃない。それで十分でしょ」

それだけ言うと、いきなり立ち上がり真澄に背を向けてしまう。

もうこれ以上、何も聞くな。

華奢な背中が無言で訴えている。

「…あの」

不意に、声を掛けられ顔を上げると丸顔の愛くるしい

顔立ちの少女が戸口の所に立っていた。

不安げな表情を浮かべている。

もしかして、杏奈ちゃん?

琉架は手招きし、杏奈を部屋に招き入れた。

「お雛様、ありがとう」

「いえ…」

そのやり取りに真澄は驚いた。

てっきり琉架がシズの部屋に入り込み、この古びた女雛を

見つけてサイコメトリングを行ったのだと思っていたからだ。

 

「お雛様は君がちゃんと供養しておばあさんに返してあげて。

 この子と一緒ならおばあさんも淋しくないから」

振り返った琉架は、静かに真澄の手元を見つめる。

真澄は慌てて女雛を差し出した。

杏奈はそれを受け取ると、両手でぎゅっと抱きしめた。

「あと、もうひとつ」

視線を杏奈の方へ向けると、ふわりとした微笑みを浮かべた。

「おばあさんは君の進学を喜んでるよ。

  だから、もう何も迷う必要はない」

杏奈はハッとした顔で琉架を見上げた。

「本当に…本当におばあちゃまは私を許してくれるの」

「許すもなにも…おばあさんは君の幸せだけを願ってる。

 これまでも・・これからも。ずっと君の事を見守ってるよ」

杏奈の頬を涙が伝い落ちた。

「ありがとう…お兄さん」

あとからあとから零れ落ちる涙を拭いもせず、杏奈は

小さな笑みを浮かべた。

 

母の日のプレゼント何にした?

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

 
私も一応【母】なので、プレゼントをいただきました。
昨日は旦那からホールケーキをビックリマーク

 
そして、今日の夜ご飯は
あらたろう手作りのオムライスハート。

「THX」と言うのは、ネット用語で「THANK’S」の事だそうです。

初めて聞いた(;^ω^A

 

更に嬉しいお言葉も―――――

「いつもありがとう。これからも宜しく~」

だって///

 

日頃はやってもらって当たり前って顔をしてる癖に!

 

改めて感謝されると、照れますね(/////)

 

とても幸せな気持ちになれた母の日なのでした。

 

追伸

実母にはバッグ、義母にはカーネーションを贈りました顔