ネイティブ・アメリカン・フルートとの出会い | ミタクエオヤシン

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ミタクエ・オヤシンとはネイティブ・アメリカン、ラコタ族の言葉で「私に繋がる全てのもの」という意味です。
だから、みんなつながっていこうね!

日々日常、非日常、音楽、映画、宇宙、スピリチュアル・・・などを綴ります。


そう言えば、ブログタイトルがせっかくミタクエオヤシンなのですから、
もう少しネイティブ・アメリカンのことも書こうと思います。
(と言ってもティピのこととかスウェットロッジのこととか書いてますが。興味ある方はカテゴリーのネイティブ・アメリカンをどうぞ♪)

まずはぼくが使っているネイティブ・アメリカン・フルートについてです。

もう15年以上前ですが、アメリカ生活から日本に帰ってきて、マンドリンやタイコ類はやっていたのですが、ネイティブ・アメリカン・フルートに急に興味を持ち始めました。

アメリカに住んでいるときに、友人が持っていたので少し吹いたことはあったのですが、自分で手に入れるほどではありませんでした。

当時はネットで探しても、日本で手に入るところは見つからなかったので、NY時代の友人がオレゴンに住んでいたのを思い出し、たまたま日本に来る用事があったので、買ってきてもらうことができました。


(円筒形が普通なのですが、このオレゴン産のフルートは四角です。珍しいのでけっこう気に入ってます。)


ネイティブ・アメリカン・フルートは、ラブ・フルートとも言われています。
まあインディアン・フルートとも呼ばれていますが、ラブ・フルートと呼ばれる由縁は、ラコタ族の伝説において求愛の時に用いられたからだそうです。
なんともロマンチックですよね。
基本的には杉を材質に作られ、5~7つの穴を持ちます。

その買ってきてもらったフルートがたまたまKeyがGでした。
その頃よく聴いていたCDがカルロス・ナカイの『Earth Spirit』なのですが、ほんとシンクロしたのかのごとく、CDのほとんどの曲が同じGのKeyだったので、自己流でしたが合わせて練習したりしました。

そして不思議なことに、当時は吉祥寺のそばに住んでいたのですが、よく散歩に行く井の頭公園に、あるとき本物のネイティブ・アメリカン? がそこに立っているじゃありませんか!!
彼はインディアン・フルートやインディアン・ジュエリーを売っていました。

 

ぼくはこんなチャンスはない!と即座に声をかけました。

彼の名はTwo Feather(もちろんホーリーネームでしょうが)と言い、アパッチ族の血をひくネイティブ・アメリカンでした。



自分もインディアン・フルートを持っていて云々というと、
「じゃ、このフルート自由に吹いていいよ。」 と言ってくれたので10本ちかくあったフルートから手前の一本を選んで吹いてみました。
ネイティブの人の前で吹くのは初めてだったので一瞬ためらったけど、いつものように即興で吹いていたら彼がニコニコしているのに気づきました。
どうやらそれは、ぼくの左手の薬指が常に穴を押さえているのを見てうれしかったらしいのです。

ぼくはカルロス・ナカイのCDで練習しているうちに、あのネイティブ・アメリカン風のメロディーを吹くときは、左手の薬指の穴の場所を常に押さえていると、なぜかそれ風になることに気づいていたので、ライブで即興で吹くときは、この押さえ方をしていました。

そして、彼はまるでインディアンの長老のように(そんな年ではないのだが・・・)やさしくぼくにその「ワケ」を教えてくれました。
 
「この左手の薬指の穴の位置を常に押さえていることによって笛と自分が一体になれるんだ。
薬指はハートとエネルギー的につながっているからね。 」

ぼくはなんかこのとき頭の中がほんとうにピカッと光った気がしました。
そして、彼らネイティブ・アメリカンの人々の伝統というか精神性に感動したのでした。


その後、彼のワークショップにも参加しました。
ここでまたいろいろな深い教えを得ることができました。
ちょっと長くなるので、次の日記で報告しますね♪