メディスン・ホイール | ミタクエオヤシン

ミタクエオヤシン

ミタクエ・オヤシンとはネイティブ・アメリカン、ラコタ族の言葉で「私に繋がる全てのもの」という意味です。
だから、みんなつながっていこうね!

日々日常、非日常、音楽、映画、宇宙、スピリチュアル・・・などを綴ります。



$ミタクエオヤシン-メディスン・ホイール



ところで最近思うのですが・・・。

本当にこれからは、社会が崩壊していくんじゃないかと。
といっても映画の『2012』のようなことではなく、
崩壊していくのは今の地球社会のシステムのことです。

このシステムは、とてもとても頑丈で、1万2千年もの間、
しっかりとぼくたちを夢の中に押し込めてくれました。

そうそうインド哲学で言うマーヤのことかな。
幻影ですね。

インド哲学では、この世は幻影(マーヤ)であり、絶えず移ろい変化し人の心を惑わすものとされ、
今的に言えばマトリックス(仮想現実)とも言えるでしょう。


ところでネイティブ・アメリカンの教えにメディスン・ホイール(聖なる輪)というのがあります。

人生は、生、死、再生の環。
地球と地球上のあらゆるものは、
生命の魔術の環の一部。

メディスン・ホイールは
世界の全てを包含する魔術の環である。

    この環の中を旅する時、
  あなたは自分の内と外の両方で、
    神秘を体験するだろう。

メディスン・ホイールは、人間が本来知っていたことの多くを忘れている現代に与えられたヴィジョンです。

と・・・。

http://www.s-linnyo.com/medicine.html


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ちょっと長いんだけど、このシャイアン族のエレーヌという女性の言葉は、まさに今の地球社会の縮図のような気がするのでシェアーしたいので紹介させてください。



この大地に大きな円を描いてね。
その円の真ん中に羽根や石をおいて。

あなたが、円のそこに立って。わたくしはここ。
同じ羽根でも違って見える。わたくしたちが、この同じ円に立っているけど、立っている所だけが違うから、
同じものが違って見える。

この円を、メディシン・ウィールと呼んでいます。

すべてのもの、私たちが知っているものも、知らないものも、ひとつの偉大な円、

この聖なるメディシン・ウィールに立っている。

上と下がない。みんな、この同じメディシン・ウィールにいるのだ。
丸いです。コヨーテの穴と同じ。鳥の巣と同じ。樹の幹と同じ。季節と同じ。丸いんだ。

見上げると、美しい明けの星が光っている。
明けの星がわたくしたちに、みんなに、勇気と知恵をあたえてくれます。

メディシン・ウィールは丸いけど西北東南がある。


西には黒い熊がいます。黒い熊は強いけど。己の力、己の限りをあまり知らないものだ。
北には白いバッファローがいます。清らかなものだけど。冷たい。
東には黄色の鷲がいる。知恵をもっているけど、遠くのものしか見えない。
南には、みどりのねずみがいる。無邪気だけど、鼻のすぐ前のものしか見えない。


このものたちは、私たちみんなのことです。
知っているでしょう。あの黒い熊のような人。南のみどりのねずみのような人。
生まれた時、この四つの方の贈物の一つか二つか三つかもらうけど、
四つ全部をもらったものはいない。
生まれた時、どちらの方、どちらの方々をもらったか、どちらが不足か、
そのことをわかって、不足の方や方々を自分のものにするのは、われわれの生きる目的です。

そうわれわれは思う。

このメディシン・ウィールに住んで、水に住むもの、根があるもの、四つ足のものも、
翼があるものも、みんなこのことを知っています。だから、お互いを尊敬します。
狼が鹿をとるときも、お互いにこのことを知っています。
お互いの生命がどれほど大事なものかをはっきり知っているから、美しいのだ。

そうです。このメディシン・ウィールにあるものすべてが美しいのだ。
このメディシン・ウィールの真ん中に咲いている木も美しいのだ。
だから、明けの星が、私たちに美しく光っているのだ。すべてが美しい。

でも、ある日、この美しさを見たくない者が来た。
彼らは、力でこの美しいメディシン・ウィールを乱して破ったのだ。
お互いに尊敬し合うことを知らない者たちが来たのだ。
彼らは、母なる大地に永遠の傷を付けました。清らかな水を永遠に汚した。
バッファローを意味もなく殺して死の山を作りました。
我が民に、毛布にわざと病菌(天然痘)を入れてあたえました。

彼らは、メディシン・ウィールの真ん中に美しく咲いた木を切りました。
彼らは、われわれにとって大事な鷲を、彼らの貨幣に刻印して、「神を信ず」と、書きました。
そして、その同じ者どもが、大空に舞う鷲を次つぎに殺して空の中でも追って射ち、
もうわずかしか残っていないまでになった。
その者どもは、われわれの子供たちを学校に入れました。
私たちの家から、遠いとおい学校に。

子供たちが、自分の美しいことばも、美しい歌もできなくなるように、そうしたのだ。
子供たちに、この美しいメディシン・ウィールにいることを知らせないために、
その者どもは、自分たちのことばや、宗教や、価値観をおしつけた。
あの、病菌が入った毛布と同じことだ。
その者どもは、わが民の若い娘をだまして、子供を産めないように手術をした。
私たちを、鷲と同じ、バッファローと同じ、あの美しく咲いていた木と同じようにしたいのだ。

見てごらん。
大空に鷲や鷹が舞うではないか。
あなたのくにに鹿やカモシカがいるではないか。美しい山と森があるではないか。

川のことばを聞けば、その話はメディシン・ウィールのことだ。
尾長(カササギ)のことばを聞けば、それは明けの星への祈りだ。
熊の足あとに、あの美しく咲いている木が歌をうたっているではないか。

あなた、尊敬をもって生きて!
このメディシン・ウィールに立っているあなた。美しさに生きて!


「鷲の羽衣の女」エレーヌ・アイアン クラウド 語り手 菊地敬一 書き手 徳間書店より引用

http://www.aritearu.com/Life/Sky/Hubble/MedicineWheelStar.htm

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きっとぼくたちは長い長い眠りから目覚める時期に来ているのでしょう。

目覚めたらどうするかって?

ハイ、歌って踊ってドンジャカジャン♪



HO!ミタクエオヤシン!!