未踏の蒼穹 ジェイムズ・P・ホーガン/内田昌之訳:2022/01。原著は2007、著者が亡くなる3年前の作品。原題は、ECHOES OF AN ALIEN SKY。帯に「もうひとつの『星を継ぐもの』」とあるように、はるか未来、金星人が地球にやってきて、地球人の研究を進めた結果、実は、地球人の子孫が金星人だったことがわかる、という話。タイムスケールはめちゃくちゃ長くて、まず、地球が世界戦争および致死性のウイルス兵器を開発した結果、地球に住めなくなり、まず、恒星間宇宙船で他の惑星に行くもうまく定着できず、地球に戻ってきたところ、致死性ウイルスにより絶滅の危機となり、その時、冷却されてなんとか住めそうになっていた金星に最後の力を振り絞って移動したものの、その際、小惑星をひきつれて金星に移動したため、小惑星が金星の衛星になった影響で大規模な地殻変動がおこり、金星にきた地球人のほとんどが知識や技術を失ってしまい、ほそぼそと発展してようやく惑星間移動ができるようになった時の話。ながれとしては、星を継ぐものととても似ているけど、JPホーガンらしさがあっておもしろい。