この空の上で、いつまでも君を待っている こがらし輪音:2018/02。第24回電撃小説大賞の大賞受賞作。原題は、ガラクタの王。高校生のタイムリープものではあるけれど、最近のはやりと少し違って、ほんの少し、ほんとらしさもある設定。町のはずれの山の廃棄物置き場でガラクタをあつめてロケットを作っている自称、宇宙人にあった男の子、とそれを見守る女の子の話。彼は死んでしまうけれど、彼の遺志をついで宇宙飛行士になった彼女が船外作業中に謎のエネルギー源に吸い込まれ、過去にタイムスリップして、子供の彼に会い、自分は宇宙人と名乗り、現在に戻ってきたら、数年前に手術が成功して彼が生きている世界に戻ってきた、という話。なんでもありのタイムリープものとは違って、一応、タイムスリップの原則をまもっているところが好ましい。