手術までの約2ヶ月、これ以上視力が悪くなりませんように…悪化することが恐怖で祈るような気持ちで過ごしました。

手術については、上の歯茎からアプローチして内側から皮を剥がし、眼の内寄りの骨を1本外し…などなど怖くなるような描写もあったけど、術後の痛みや様子など個人差はあれど、先生からの説明では聞けない経験談。同じ手術経験者の方のブログほど参考になるものはなく、調べまくっていました。

唯一怖れていたのは…
妹を含め親戚で蓄膿症の手術経験者がいるのですが💦減圧術もほぼ同じような術式、術後の頬に詰められたガーゼを抜くことがこの世のものかと思えないくらい痛くて痛くて!
2人とも悪気はなかったけど、かなーり脅されていたから(何十年も前の話だけど、妹も叔父も相当なトラウマだったらしく(^_^;)、それが一番の恐怖でしたガーン

前日夕食後、時間はうろ覚え、就寝時間くらいからだったかな?から絶食でお腹も空いてるはずたけど、緊張のせいか当日は空腹感はさほど感じませんでした。
午後からゆっくりペースで点滴をして、予め手術する側に印もつけられ着々と手術へ向けての準備がなされていきました。
最初の術眼は視力が落ちてきた右側です。
30分前には紙おむつに替えてスタンバイオッケー。

手術開始は夜18時半頃とのことで、耳鼻科式なので他院から耳鼻科の先生が来て手術されます。

さて、人生初の全身麻酔。
いくら待ち望んでいた手術とはいえ、相当心臓ばくばくだったらしく、血圧もかなり高めでした。

ナースステーション前でストレッチャーに乗り換えて、いよいよ地下の手術室へ向かいます。

無機質な手術室へ入ってほどなく名前の確認をすると、え?もう?ってくらい直ぐに麻酔がいれられました。
冷たーーい感じと、喉の奥に強い不快なアルコール感?を感じてからは意識は無くなり…
気がつけばリカバリー室でした。

というか先生に起こされたんだと思います。

目を開けてみて。

痛みはない?大丈夫?

いくつか質問されて、その後は付き添いの家族も帰宅して明け方までリカバリー室で過ごします。
有難いことに特に痛みはなし。
何が辛かったといえば、ベッドが硬いのと真っ平らなので背中や腰が痛くて、とても眠れたものじゃなかったです。

数回尿意があったからその都度差し込み便器でベッドの上で排泄。

ようやく長い夜が開けて空が白んできた頃病室へ移動しました。