かつて武蔵國には巨大な沼があり、龍が棲むと言われていました。
江戸享保の時代に干拓され形を変えてしまいましたが、見沼には多くの龍神伝説が残っています。
もともと「神沼」「御沼」だった見沼。
古代から行われていた龍神への祭祀は、人間たちの生活の変化に伴い、幾度も形を変えてきました。
本来の「御船祭」では
沼の一番深いところで竹を四方に立て、氷川女體神社から神輿を乗せた船を渡御し、見沼の主に御神酒を捧げていたそうです。
江戸享保の時代
見沼は干拓されて田んぼとなり、御船祭はできなくなってしまいました。
氷川女體神社の鳥居下に手鏡のような形で池をつくり、新たに「磐船祭」を行うものの、江戸時代の終わりと共に廃止されます。
昭和57年、「祇園岩舟龍神祭」として祭祀が復活。
今や見沼の龍神様は「つなが竜ヌゥ」となり、さいたま市のゆるキャラに。
いやホント、勝手すぎでしょ人間達 (>_<)
人間たちの都合で、見えない存在の尊厳をどれほど軽んじてきたのか…
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私は1年前までそれが赦せず、人間というシステムに絶望していました。
それを変えてくれたのは、去年の夏に参加した ”スウェットロッジ” というネイティブ・アメリカンの儀式でした。
神々と人間とのつながりは、完全に絶えたわけじゃない。
細々とであっても、神への畏怖畏敬の念を形にし受け継いでくれた先人たちのお蔭で、今の私があるのだと…目が覚めました。
ならば、ここからは?
今を生きるお前は、どうするのか?
ただ悲嘆にくれ、過去の人々を恨み、未来の子ども達への責任を放棄するのか?
そんなのダメだ。
そんなのイヤだ。
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令和三年夏至、ここに宣言します。
私の使命は、ヒトと神との関係性を次のステージに進ませること。
いい子でいれば神様からご褒美がもらえ
悪い子には罰が下る
人はもういい加減、そんな幼稚な思想を卒業し
神々の共同創造のパートナーとなる覚悟を持つ時。
同じ志を持つ仲間たちと魂を磨き合い、新たなフェイズを創っていきます。
現代の祭祀遺跡。
どれほど変遷を経ても、やはりそこには侵せぬ美しさがありますね。
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6月1日から、出逢う人と神のご縁がはっきりと変わりました。
そのきっかけとなった一つは、大宮氷川神社さん参拝の日に出逢った、菊水千鳳さんのブログです。
RE:MEMBER…想い出しましょう。
私たち本来の力と使命を。