「佐倉」という苗字は
結婚してから得たものだ。
大学卒業と同時に結婚したので
数年前から、こちらの名字の方が長くなった。
2年前、人相学の先生に観ていただいた時
「婚家の姓を名乗っている以上、
そちら方のご先祖さまもお祀りした方がいい」
と伝えられた。
うーーーん。。。
抵抗が
いや、私は今も佐倉の両親には
あり得ないほどよくしていただいているのだけど
新しい方もおられるし…
そちらは姓は変わってないはずなので
私が佐倉の姓でご先祖のお祀りまでするのは
ちょっと出すぎてしまわないだろか。。。
などなど躊躇して、
忘れたふりをしていたのだけれど。
先日、友人たちと
「女人高野」と呼ばれる、慈尊院を訪れたとき
ふとそのことを思い出し、口にすると
同じく離婚経験のある友人が
「私も昔はそう思ってたんだけどね。
先祖供養って、自分じゃなくて
自分の子どもの立ち位置からするものなんだって。」
と教えてくれた。
おー、確かに!
子どもにとっての父方と母方、
両方のご先祖様に手を合わせるのは当然だ。
なので、今年のお彼岸は初めて
佐倉のご先祖様にも
般若心経を唱えさせていただいた。
慈尊院は、空海の母君が
少しでも息子の近くに居たいと
晩年、香川から移り住んだ庵。
空海は毎月九度も
山を下りて母を訪ねたため
「九度山」とも呼ばれている。