今から書くブログは、私達夫婦が話し合って、当時の最善だと思った子供達への告知の方法です。
色々な子供への告知方法があると思います。
私達夫婦の当時の考えに納得出来ない方もいるかもしれません。
その時はここでブログを閉じて頂ければと思います。



前回の子供達への告知は、手術をしてみないとがん細胞を取れるか取れないか分からない事、胸膜播種があるかもしれない事、インオペもあり得る事、それを踏まえて手術の為の入院は、仕事で出張へ行くから少し家を空けるねと話した。
そして、退院してからすぐにコロナに感染して旦那以外ダウンして年末年始を過ごし、病理検査やステージを聞く事が遅れてしまった。
その後、ステージも確定して再発予防の抗がん剤の為の入院の前に1回目の子供達への告知をした。
お母さんの身体の中に悪い物が出来ていて、それを取る為に入院して手術をした事。
その悪い物が、また悪さをしない様にこれから治療をしなければならない事。
その治療は、髪の毛が抜けてしまったり、気持ち悪くなってしまったり、怠くて動けなくなってしまう事がある事。
それをコロナウイルスの予防接種の様な物と話した。
コロナに罹らない為に予防接種をするよね?
それをすると熱が出てしまったり、怠くなるよね?と。
お母さんはその予防を点滴で行う事。
それには入院が2回必要な事。
その後も2回の点滴が通院で必要な事。
ゆっくり不安にならない様に話した。
けれどそれが『癌』と伝える事は出来なかった…
どうしても、当時の私は子供達にそれを伝える事で傷付けてしまうのが辛かった。
もちろん、言わない事で逆に傷付けてしまう可能性はあったが、当時の私にはこう伝えるのが精一杯だった。
でも、小学生の低学年でもなく、2人の祖父を癌で亡くしている子供達は、何となく分かっていたと思う。
次男くんはお母さん大丈夫だよね?って何回も確認していたから…
そして、抗がん剤も終わり10ヶ月で転移。
今回はきちんと『癌』だと告知します。
長男くんの受験も終わり、入学準備も大体終わって来たので、このタイミングかなと。
辛いですよね。
どんな伝え方をしても、実際に祖父を2人癌で亡くしているのだから。
だから、負けないよ!って!
何回でも伝えます。
辛くても、子供達の為に頑張りたいと。
家族の為にこれからも治療して生きると。
30代で父の癌を、父の主治医から告知された時、あれだけ私も辛かったのだから、まだ未成年の息子達にはどれだけの重荷を背負わせてしまうか…
だからこそ私の頑張る姿で大丈夫だと息子達が思える様に、前へ進むしかありません。
少しでも息子達の不安や恐怖を拭える様に、きちんと説明してこれから始まる新たな負けられない闘いに挑もうと思います!