今回から何回かにわけて、

公益財団法人プラン・ジャパン 久保田恭代・寺田聡子・奈良崎文乃さん著「わたしは13歳、学校に行かずに花嫁になる。未来をうばわれる2億人の女の子たち」(合同出版)から、シェアさせていただこうと思います。


まずは、プラン・ジャパンさんの目標と活動についてご紹介させていただきます。


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プランの活動の目標をひと言でいえば、「人びとの権利と尊厳が守られ、すべての子どもたちが最大限に能力を発揮できる世界の実現」です。

これを目標に、教育、保健、子どもの保護など8つの分野で活動しています。

その活動の指針となるのは、「子どもの権利条約」です。

そして、プランの活動の特色は、「子どもとともにすすめる地域開発」と呼ばれるものです。

これは、子どもたち自身が自分の抱える問題や地域の課題を、大人たちとともに解決していく手法です。

プロジェクトの計画から実施、成果の測定まで子どもたちが積極的にかかわります。

これによって、子どもたちは地域発展の担い手としての能力を身につけ、自立していくことができるのです。


現在ては、世界51ヵ国で約8000万人の子どもたちと、約1億7000万人の住民がプランの活動に参加しています。そして、その活動を支えるスポンサーと呼ばれる支援者は、世界に21ヶ国に110万人います。


プランは、子どもたちといっしょにカツ丼するなかで、男の子よりも後回しにされがちな女の子が秘めている力をもっと活用することが、男の子と女の子、すべての子どもたちの貧困をなくす近道であると気づきました。


そして、Because I am a Girl キャンペーンと題して、女の子たちが活躍するためのお手伝いをしています。


この本には、わたしたちが世界各地で知り合った女の子たちをとりまく困難な状況が書かれています。

同時に、それらを乗り越えている女の子たちの強さも描かれています。

そして、世界中の女の子と男の子が協力しながら、もっと自由でもっと豊かな世界をつくるために必要な提案をしています。

 プラン・ジャパン  

  久保田恭代・寺田聡子・奈良崎文乃



公益財団法人プラン・ジャパン

 久保田恭代・寺田聡子・奈良崎文乃さん

「わたしは13歳、学校に行かずに花嫁になる。

未来をうばわれる2億人の女の子たち」

(合同出版)