今回は、玄米のおはなしの最終回となります。

前回、玄米は冷やすことによって柔らかくなるのは、「レジスタントスターチ」という成分の働きによるものであるとお伝えしました。

レジスタントスターチ とは、「消化されないでんぷん質」という意味なんだそうです。

なるほど、冷やしますと "でんぷん糊(のり)"のようにねっとりしたものが玄米の中から所々でてきています。


「消化されない」というのは、繊維質のことで、食物繊維と同じ働きをするそうです。冷えると繊維質に変身するのです。


ねっとりした繊維質。

これは腸のお掃除をしてくれそうです。


そのレジスタントスターチについてもう少し詳しくお話ししたいと思います。


私は、レジスタントスターチという名前にはあまり馴染みがなく、そういえば、化学で学んだかもしれないなぁ。という程度です。


何度試しても、玄米を冷ますと柔らかくなり、更に冷蔵庫に入れるともっちりすることに気がつき、調べてみてわかったのが、

それが「レジスタントスターチの働きである」ということでした。


私は知らなかったのですが、少し前に「冷やご飯ダイエット」というのが流行ったそうですね。



以下、ある記事より引用しました。


玄米を炊いてから冷ますとさらにダイエット効果UP!

最近はお米を炊いてから冷まして食べる「冷ご飯ダイエット」「おにぎりダイエット」というものが知られてきていますが、これはお米を冷やす事でレジスタントスターチという消化吸収されにくい糖質を増やす事が出来るからというもの。
レジスタントスターチが増えたお米では、カロリーとしては大体1割程度減少し、さらにGI値が下がるのでダイエット効果を得られるとされています。

このレジスタントスターチは白米だけではなく、玄米でも同じように作られるので、玄米を炊いてから冷やせば、そのダイエット効果は更にアップ!
カロリーカットは白米と同じ程度ですが、GI値がもともと低い玄米がさらに低くなるので、ダイエットに持ってこいの主食になります。

玄米の場合、温かい状態で食べると独特な風味が苦手な方も多いですが、冷やして食べると意外と気にならないようになるので、味覚的にも好まれやすくなるなど、メリットが沢山。
是非、玄米でのおにぎりダイエットを試してみて下さい。


とありました。

こちらの記事からです。

↓↓↓





レジスタントスターチは、穀類・いも類・豆類など食品に含まれています。

玄米は、白米よりその含有量は多いのだそうです。



以前は、食品に含まれるデンプンは全てが消化酵素で分解され、

小腸から吸収されてエネルギー源となると考えられていました。

しかし、その後の研究によって、デンプンの中には消化されずに大腸まで届くことが明らかになりました。

こうしたデンプンはレジスタントスターチと呼ぶのだそうです。


消化酵素で分解されない性質を持つ食物繊維ですが、

大腸に流入する難消化性の繊維質としては、レジスタントスターチの方が多いと言われており、

腸内環境の改善やメタボ対策に効果的とされています。


また、レジスタントスターチには

不溶性食物繊維のように便のかさを増やしてお通じをよくする働きがあります。


更に、レジスタントスターチを含む食品には食後の血糖値の上昇を緩やかにし、

満腹感を持続させる作用があることが健康的な人を対象とした試験で確認されているとのことです。


レジスタントスターチの摂取により、

血液中の総コレステロールや悪玉コレステロールが低下することも複数の研究で明らかにされているとのこと。


レジスタントスターチは、

さまざまな面から健康をサポートする成分なのです。


詳しくはこちらをご覧ください。

↓↓↓




玄米は冷蔵庫に入れて4℃以下にして冷やすことで、

炊き立ての玄米より驚くほど(個人的感想です)柔らかくなります。

炊き立てとは比べものにはならないくらいだと私は思っています。


柔らかくなっているということは、

それだけレジスタントスターチの働きが大きくなっているのですから、

玄米の元々持っている効果がさらにパワーアップしていると考えて間違いないのではないでしょうか。


効果を存分に得ようとするならば、

これは冷やさない選択肢はない。


というのが私の意見です。


そして何より、冷やすことでデンプン質が増えて柔らかくなり、

その上甘みが強くなり美味しくいただけるのですから、これ以上言うことがありません。

この働きは、玄米だけでなく、


レジスタントスターチは、玄米以外では、さつまいも、トウモロコシ、大麦、オーツ麦(オートミール)、全粒小麦(全粒粉)などの食材に含まれています。

レジスタントスターチは加熱すると大幅に減り、冷めると再び増えます。

これは、未加熱の食材はでんぷんの分子が消化されにくい状態にあったり、冷やごはんのように一度加熱され糊化したでんぷんが、冷めることで再結晶して消化されにくくなったりするためです。


詳しくはこちらをご覧ください。

↓↓↓




以上、

4回に渡り「玄米」について、

私が実生活でわかったことやお調べしましたことをお伝えさせていただきました。


ひとりでも多くの方のご参考になりましたら幸いです。


今日も最後までお読みいただき

ありがとうございます🍀



こちらは、レジスタントスターチ効果を発揮することのできる玄米の炊き方です。