おいらはちびのとうちゃんだい!
タカタカヲリ
2022年
文研出版
1430円
ゆらゆらゆらーり。
気の向くままに過ごす、ひとりもん。
ゆらゆらゆらーり。
いつものように、タコが波に身を任せていると・・・
「とうちゃん!」
そこにいきなり小さな誰かが飛びついてきました。
と、とうちゃん!?
何のことだか分からないタコ。
しかし、その小さい誰かの目からは・・・涙がぽろん。
聞けばたくさんのきょうだいと暮らしていたところ、大きな魚に襲われて・・・
たったひとりになってしまったとのこと。
ちいさな誰か”ちびすけ”は、ひとりになってしまった時に、しらない他の生き物に言われたそうな。
向こうであんたそっくりのあんちゃんをみかけたよ。
とうちゃんじゃない?
とうちゃん?
とうちゃんって・・・なに?
姿かたちがよく似てて、大きくて優しいんだよ。
ちびすけは”とうちゃん”を探しに海中を泳ぎます。
とうちゃんに、あいたい!
やっとみつけたタコに、ちびすけは大興奮。
しかしいきなり現れてとうちゃんと言われても、タコにはピンときません。
足の数は・・・
炭は吹けるのか・・・
ふたりは色々と似ているところを確認します。
気ままなひとり暮らしをしていたタコが、急に現れたちびすけと一緒に暮らすことに。
愉快で楽しいお話です☆
どんどん成長するちびすけとは…楽しみにご覧ください。