りんごがひとつ いわむら かずお/作  | このほんよみたい!

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フリーアナウンサー&保育士&おはなし作家の茂木亜希子が紹介するこどものための本

りんごがひとつ/童心社
いわむら かずお/作 
2015年(初版1979年銀河社)
童心社
1200円+税



女の子のなっちゃん。




大事そうに、赤いりんごをひとつ両手で持っています。





なっちゃんは、お散歩に出かけたのでしょう。






りんごを持って、丘の上。






すると・・・






コロコロコロ   コロコロコロロ・・・








待って待って








コロコロコロ   コロコロコロロ・・・








待って待って







どこまで転がっていくのでしょう。







そこにあらわれたのは、小さな動物です。





転がってきたりんごにビックリ。







コロコロコロ   コロコロコロロ・・・








待って待って



待って待って






コロコロコロ   コロコロコロロ・・・








待って待って



待って待って






まだまだりんごは止まりません。






そこにあらわれたのは、またまた小さな動物です。





その動物も、目を丸くして・・・








なっちゃんの追いかけるりんごを、一緒になって探してくれる動物たち。





辿りついたその先で待っていたものとは・・・







たったひとつの赤いりんごを追いかけるうちに、読み手も次第にドキドキが止まらなくなっていきます。


登場する動物たちの表情がなんとも可愛らしい、まっすぐで楽しいお話です☆


1979年に銀河社より発刊された絵本の復刊版です。


りんごがひとつ