【ユーミンと私】



昨日のライブで、ユーミンは、曲を作った頃を思い出し、あの頃とまた違った伝え方や、違った思いを伝えられている気がすると言ってた。私は、音楽を聴くと、それをよく聴いていた頃にタイムスリップしてしまう。

 



大好きな映画『ショーシャンクの空に』で、独房の中で主人公がクラシック音楽を聴くシーンでは、囚人である主人公の心と共に塀の中から出られたような気持になった。

音楽は刑務所の壁も超えるし、国境も超えると思ったけれど、時間も超える。

 

私がライブに行くようになったきっかけは、『タケカワユキヒデとビューティフルネームを歌おう』という近隣の市の合同企画であって、その発表会が多摩市で開かれて聞きに行ったことから。500円でタケカワユキヒデが生で聴けるならと、けち臭い気持でいったのがとんでもないことに。(この時、タケカワ氏の娘さんも共演)

『銀河鉄道999』を生で聴いていたら、小学生の時に映画館で続編アニメ『さよなら銀河鉄道999』を観ていた自分に戻ってしまった。子供心にも衝撃的だったラストシーン。タケカワ氏の歌を聴きながら、心の中では「そんな、メーテル~ 」と叫んでいた。音楽は時間も超えると思い知らされた。

 

 そして、昨日はユーミンとの出会いを振り返りながら聴いていた。

元々の出会いは、『守ってあげたい』を中学の合唱コンクールで歌ったことから。自分のクラスが優勝したこと、音楽の先生がこの歌謡曲を合唱用に編曲してくれたこと、この中学時代はユーミンとオフコース(文化祭のコピーバンドで知った)が大好きで、アルバムを集めるのに夢中になったこと、担任の先生が「ほんとは禁止やでな」って、ご自身のユーミンのカセットテープをこっそりごそっと私に貸してくださったこと…、映画『ねらわれた学園』の主題歌。薬師丸ひろ子が可愛かったなぁ~と、記憶が芋づる式に思い出された。