▲(写真提供:札幌国際芸術祭2017)

札幌国際芸術祭(Sapporo International Art Festival:SIAF)は3年に一度札幌で開催されるアートの祭典。

今年がその開催の年に当たります。

 

会期は、2017年8月6日(日曜日)〜10月1日(日曜日)までの57日間、105組(※7月10日参加アーティスト28組を追加発表)のアーティストの参加により、札幌市内各所で開催されます。

 

会場は美術館だけではなく、公園やすすきの会場など市内35か所、はじからはじまで27キロ、市内回遊型の芸術祭としての特徴があります。

▲会場の一つとなる札幌芸術の森(写真提供:札幌国際芸術祭2017)

 

第一回目の2014年は音楽家の坂本龍一さんをゲストディレクターに迎え開催しましたが、

第二回目の今回は、一回目も参加していた音楽家の大友良英さんをゲストディレクターに迎えています。

大友良英さんはNHKの朝の連続ドラマ小説「あまちゃん」のオープニング曲を作った方として知られていますよね。

 

今回のテーマは「芸術祭ってなんだ?~ガラクタの星座たち」です。

このテーマにつながるアーティスト105組が既存のジャンルに収まらない作品を展開します。

 

特徴を大きく分けると…

◆札幌のまちと一緒に作る芸術祭

札幌市民の皆さんと一緒に作るプロジェクトだけではなく、札幌市内の飲食店との子ラビレーション企画として、会期中の期間限定メニューが登場します!

 

◆ジャンルの枠を超えた表現が集結

美術、音楽、演劇といった既存のジャンルに収まらない表現を数多く紹介。最先端の技術を活用した作品からなつかしさや過去の歴史を感じさせるような作品やコレクションまで、市内のさまざまな場所で公開されます。

 

◆北海道・札幌の歴史を感じさせる作品・作家たち

モエレ沼公園を構想したイサム・ノグチ、札幌を代表する画家 三岸好太郎、北海道のデザインのパイオニア 栗谷川健一を出展アーティストととして紹介するとともに、レトロスペース坂会館や木彫りの熊など、過去の歴史を見つめ続けてきたコレクションを通し、北海道・札幌の魅力を再考します。

 

◆57日間、変化し続ける芸術祭

時間や環境とのかかわりで変化する展覧会や、一日限りのライブイベントや即興でつくられていくパフォーマンス、偶発的な事象によって姿を変える作品など、芸術祭は常に変化していきます。体験を重ねるごとに新しい発見があるはずです。

 

 

魅力的な会場の数々を紹介すると・・・自然とアートのどちらも楽しめる札幌芸術の森(札幌市中心部から車で40分ほど)や世界的な彫刻家イサム・ノグチがグランドデザインを手がけたアートパーク、モエレ沼公園(札幌市中心部から車で30分ほど)、約200件の店舗が並び市民や観光客で賑わう狸小路商店街、日本三大歓楽街に挙げられるすすきの、人気のカフェやレストランが点在する円山地区など。沿線のおすすめスポット巡りが楽しい路面電車(市電)もプロジェクトの舞台となります。

詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください。

 

個人的には、ポロクルというレンタサイクルがあるので、市内中心部は自転車移動もおすすめです。

 

会場は市内35か所、はじからはじまで27キロ、市内回遊型の芸術祭、札幌国際芸術祭2017、

マップを片手に散策しながら、アートと札幌観光を満喫してみるのはいかがですか?

 

▲会場の一つとなるモエレ沼公園は上空から見ると、レコードのような形にみえるのも面白い(写真提供:札幌国際芸術祭2017)

 

◆札幌国際芸術祭2017

開催期間:2017年8月6日(日曜日)~10月1日(日曜日)
開催場所:札幌芸術の森、モエレ沼公園ほか市内各所

ウェブサイト:http://siaf.jp/