誕生日を祝ってもらった。

 

ついこの前まで
自意識過剰な思春期真っ只中おばさんであった私である。
お誕生日っておセンチになるの
といい歳して悲劇のヒロインをしていた。(恥ずかしい)
家族は慣れたもので
はいは-いと
軽く受け流してくれていたものだ。本当に有難い。
 
今年は素直に嬉しく祝ってもらった。
 
乙メンな息子が綺麗に並べてくれた食卓。
 
 
凛々しい娘がケーキを作ってくれた。
 
夫は、というと
安定の平常運転(あまり家族を含めた世間に関心がないとも言う)。
毎年誕生日を忘れられたり
ニアミスな贈り物をくれたりだったので
(これに思春期おばさんはいらっとしていたのである)
数年前から誕生日にはこれをくれ、と申しつけてある。
 
20歳の時からずっとずっとつけている香水である。
ゲランの古い香水。
100年前からあって日本人の名前がついているなんて素敵ではないか。
おばあちゃんのタンスの匂いがするなんて言われた事もあるが
これをつけないと外出出来ない。
玄関のドア前に置いてあり
出る前にしゅっとすると
むくむくとやる気が湧いてくる。
 
今年は外出が極端に少なかったので一本終わらなかった。
51歳は
沢山の新しいご縁があるといいなと思う。
 
家族に感謝。
で、(とりあえず)夫に(も)感謝。