毎週ではないが土曜日はゴスペルのレッスン日である。

 

このゴスペル隊、実は私と相棒のデュオ”てぃんさぐプロジェクト”のコーラス兼ダンサーをも努めてくれている。

来る26日に北イタリアの日本人会のお祭りに出演することになり、6曲歌と踊りで参加してもらう。

 

このデュオについてはゆっくり後々語っていきたい(内容豊富なのでゆっくりと、、、)が、

相棒は作曲家でギタリスト。フィンガースタイルというジャンルでイタリアでは第一人者である。

私はというと、歌とパーカッションを担当しているが、現代音楽専門とはいえクラッシック畑。マイクで歌うのはカラオケ以外はなかった。

そんな二人で組んだデュオは日本民謡をアレンジした14曲のレパートリーを持ちイタリアを中心として活動している。

 

日本の伝統が良く知られていないヨーロッパで、原型をアレンジしたものをどのように広めていったらいいのか、かなり手間取った。

そんな中の解決策のひとつがこのがなりや隊にコーラスを託した事である。

 

素人の声が欲しかった。

それこそが民謡の真髄であると思ったので。

 

彼女等の存在が民謡本来の形をコンサートの中に感じさせてくれる。

 

私も相棒も思い込んだら顧みずというタイプなので、素人の彼女達に無理な課題を課しているのは重々承知している。

それなのに、けなげについて来てくれ、本当に感謝している。

練習中も笑いを絶やさず、何事にも前向き。

学ぶ事多き大切な生徒達。

 

しかも一日遅れの誕生日までサプライズで祝って貰った。

ケーキ(隊員の一人がプロの菓子屋)と花束と"Happy Birthday To You"。

歌はアカペラでノリノリのアレンジをしようとしたチャレンジ精神に多いなる拍手を、とだけ述べておきたい。

 

友達っていいものです。

 

ありがとう。感謝しています。