何故 私は歌うのか

 

(2回ブログを書いてみて全くしっくり来ない、”ですます調”の文を放棄したいと思う。人間無理は禁物。自然が一番。とは言え自然体であるのは如何に難しいか!)

 

小さい頃から歌う事に過剰に反応して来た気がする。

他の歌手の方が良く言う、物心ついた頃から何時も歌っていました、というのとは少し違って歌うという行為が特別であったという感じであろうか。

 

歌うと周囲が見えなくなり見たくない物事から逃げられた。

 

歌っている以外でも空想の世界に没頭し何十分もぼうっとしている子供であった。

本を読んだり絵を書いたり家の中にいるのが好きで母に外で遊んでいらっしゃいと言われると泣いて嫌がる子供であった。

 

子供らしい元気な声で歌う事が出来ず、大人びた湿った声でクラッシックや、叙情歌、昔の歌謡曲を好んで歌っていた。

歌うと胸が締め付けられたり、心が開放されたり涙が出てきたり、気持ちが明るくなったり、、、。

 

歌は今の私からは想像も出来ない、湿っぽい大人びた子供であった私の行き場のない感情の吹き出し口であった様だ。