こんにちは ナースakiです😊

 



看取りの段階になり

いよいよ最期の瞬間が

近づいてきた時のお話です。

 



ご飯も数口

水分も口を潤す程度しか飲めない

という状態になっていた方が


突然、ごはんをいつもより

たくさん食べることがあるんですね。



 

そして間もなくお亡くなりになる

ということがあります。



 

このような「最後の頑張り」を

見せてくれる方がいます。



これを

「中治り(なかなおり)現象」

と呼ぶようです。

 



看護師や医師、介護士

在宅介護していたご家族など

そばで見守った経験のある人は

このような最後のがんばりを

見たことないでしょうか?!

 



日本だけでなく海外でもあるし、

動物にもみられるそうです。

(※すべての人に起こる訳ではありません)




*****

 



もうお話できない状態となり

眠っていた方が


突然、


「ありがとう」

「お水のみたい」

「ごはん食べたい」

「〇〇に会いたい」


など何かを伝えてくれることがあります。

 



周りで見守っている人は

とてもビックリしますね!

そして、嬉しい✨




このまま回復するのかも!

と期待しますね。

 



「今日はよく食べたね~!」と

職員同士で話すこともあります。



 

でも、それが長く続くのではなくて

近日中にお亡くなりになる

ということがあるんですね。


その日の夜中に旅立つなど

直前のこともあります。

 



あとで振り返った時に

あれは中治り現象だったんだなと

気が付くのですが、

その瞬間には分かりにくいものです。

 




*****

 




「火事場の馬鹿力」

という言葉もあるように、人間は

自分でも信じられないような力を

出せる時があるみたいですね。

(人のカラダってすごい!)

 



これは、体から分泌されるホルモン

の影響だと考えられています。

 

 



このような経験をさせていただくと

「人間の体って本当によくできてるな...」

って感動します✨

 

 


「生きたいという人間の本能は

    最後の瞬間まであり続けるんだ」

とも感じます。

 

 



命は美しく

とても神秘的ですね✨

 




*****

 




大切な人をお看取りした後に

あれは「最後の頑張りだったんだ」

と気が付き、その時間の貴重さを

感じることがあるかもしれませんね。

 

 



お看取りが近づいていて

「中治り現象」のようなことがあったら

ちょっと意識しておいた方が

いいかもしれません。

 

 



もしお話出来るなら、

最後の会話になるかもしれないし

とてもとても大切な時間になるから。

 



そして 

お互いに気持ちを伝えられたら

素晴らしい時間になるからです。

 

 



ちなみに

「なかなおり」は「仲直り」

という漢字にも当てはまりますね。

最後に大切な人との

わだかまりをなくす機会になる

かもしれません。

 





「後悔が少ない

    最期の時を迎えられますように」

といつも願っています🍀





今まで看取らせていただいた

たくさんの命に感謝しています🌠

 




今日の日に「ありがとう」

今ある命に「ありがとう」

 









いつも頑張っているあなたを

これからも応援しています🍀





今日も最後まで読んでいただき

ありがとうございました🤗