味噌作りの季節ですね。
実は、愉気をしながらお味噌を作ると、めっちゃ絶品味噌が作れるんです。
愉気というのは、野口整体でいう
下腹から手のひらへ息を吐き出すように、
気を掌に集注させること。
そうすると、その掌に触れられている相手の体にの気が感応して、
お互いの本来持っている力が発揮されます。
その時のポイントは、ポカンと何も考えずに澄み切った心で、息を通していくこと。
自分の思考などを通さず、空っぽの気持ちで触れるんです。
そうすると、触れられている方の気も感応して、
その部分に集注するので、痛みが感じられなくなったり、汗をかいたり、体が勝手に動き始めたり、色んな形で自力で体を調整し始めます。
味噌を作る時の
・大豆を潰すとき
・麹と塩を切り合わせるとき
・麹と大豆を合わせるとき
・味噌玉を作るとき
・味噌を平らにしていくとき
つまり、掌で作業をしている時に、
この下腹から掌に気を集注しながら味噌を作ると、
不思議なことにそれぞれの作業がグッと短くなり、
また味もめっちゃ美味しくなるんです。
どういうことかと言うと、、、
例えば大豆を潰す時、愉気をしながら潰すと、
一回潰すごとにしっかりと潰し切れるんです。
普通に潰せば粒々が残っていくところが、
愉気をしながらだと、すっと大豆が溶けていくような感覚で潰し切れるのです。
また、味噌玉を作る時。
一度丸めると、意外とボロボロ欠けたり、ギザギザができたりするものですよね。
そこで、一度掌に包んで、静かに呼吸をするように愉気をしていると、
だんだんしっとりと丸まって、ギザギザした割れもなくなるので、その分空気も入り込みにくい。
それを瓶にぶつけて平らにする時も、愉気をしながらだと、
周りの壁に味噌がよく馴染むのです。
私の1番お気に入りなのは、麹を起こす時。
麹を起こす時に掌から息を吐くと、ふーっと麹が変化してい様は麹が生きていることを感じさせますし、麹と一体になれている感覚がして、1番好きな作業です。
愉気は気を集注させることで、相手の気の感応を高められ、
本来の動きが全うされるので、
大豆が潰れるなら潰れきれ、馴染むなら馴染みきるのですね。
また麹も元気に働いてくれるのだと思います。
それがひいては、作業のしやすさだったり、手数の少なさに繋がり、
味噌作業の時短になったり、
またそれぞれの働きが全うされて出来た味噌は、絶品なったりするんです。
手前味噌と言う言葉が、「まさにだな!」と思う出来になるので、
是非味噌作りの際は「愉気をしながら作っていく」こと、お試しくださいね。
愉気はどなたでも出来るものです。
心と体の会で愉気のやり方をみなさんと一緒に出来ますので、
気になる方は良かったらご参加くださいね。
次回「心と体の会」は
3月11日(金)10時半〜12時半
立川市柴崎学習館和室 開催となっております。
お申し込みはakiko.miracles@gmail.comへご連絡ください。
お待ちしています。
Miracles かどのあきこ