自分に優しくするということ。

 

それは、たくさんの選択肢を持つことだと思う。

 

 

 

 

例えば、

 

 

 

 

突然ふっと悲しさがやってきたとき、

 

選択肢がないときは、

 

「仕事中は感情に浸って

泣いてなんかいられないから我慢する」

 

で、なんとなくその場をやり過ごして

 

暫くしたら悲しみに襲われたのも

 

忘れてしまうのかもしれない。

 

 

 

 

でも、「本当は悲しくて、泣きたい」

 

という私の気持ちは、

 

体の奥底でエネルギーとして、

 

残ってしまう。

 

 

 

 

 

そして、ちょっとずつ

 

我慢して、みないできた気持ち=エネルギーが

 

体の中に溜まり

 

腐敗し

 

体の中に毒として自分を蝕んでいく。

 

 

 

 

 

もし沢山の選択肢があったら

どうだろう。

 

 

「とにかくまず気がすむまで泣く」

 

「さっとトイレに行って、

気が落ち着くまで個室で

悲しいという気持ちをよく聞いてあげる」

 

 

 

「今は時間がどうしても取れないから、

仕事が終わったら即帰宅して

泣ける映画をみて

たっぷり自分を泣かしてあげる」とか

 

 

 

「自分の好きなおやつを食べて

幸せな気持ちを自分に味あわせてあげる」

 

 

 

「ちょっと休憩を入れて

好きな音楽をイヤホンで聴く」

 

とか

 

「外に空気を吸いにいく」

 

「体をそっと撫でてあげる」

 

「カラオケで大声を出す」

 

「好きな俳優の画像を見る」

 

「お風呂に入る」

 

どんな形でもいい。

 

なにか自分の中で生まれた

悲しみに対して

働きかけることが

きちんとエネルギーを消化することになり、

体の中に余分なエネルギーがたまらずに

循環していく。

 

 

 

一番いいのは

悲しみの存在を認めたあと、

その時にできる

一番気分の良くなることを

選ぶことだけど

 

感情に飲み込まれている時って

それすら思いつかない時もある

 

 

 

だから

普段お守りとして

「自分が好きなこと」

を沢山沢山

書き出しておく

 

 

それだけで

いざ自分が感情の嵐に飲み込まれても

私は私で助けてあげられる

というほのかな自信ができる

 

 

 

自分が自分で助けてあげられる

という信頼感を

自分に与えてあげることが

自分に優しくする

ということなのだと思う