ショパンのエチュード
「エチュード」というのは練習曲のこと
でもショパンのエチュードは
練習曲とは思えないほど芸術性が高いの!
美しい曲の数々
表現力も養いながら
テクニックも同時に学べる
練習曲集としては
最高の本だと思います
ショパンのエチュードの曲には
「別れの曲」や「大洋」
「蝶々」「革命」など愛称(曲名)が付いている
ものもあります。
私はエチュードの中では
作品25の1「エオリアンハープ」
が大好き
うねるような流れるような分散和音の中から
美しい旋律が聴こえてくるこの曲
ほとんど練習時間が確保できない
育児中もウォーミングアップ的にまず弾きます。
難易度も高くないわりに華やかだから
小学校高学年くらいから大人の方まで
発表会向き
ところで
エオリアンハープは
古代ギリシャ神話に出てくる
風をうけてひとりでに鳴る
竪琴のこと
ショパンの「エオリアンハープ」
という愛称は
この曲に感動したシューマン
がつけたものらしい。
確かにピアノでハープを表現しているような
美しい曲
でも
話はそれだけではない
この曲
さらっと弾きがちだけど
簡単には通れないところあるよね?
え?
どこ?
どこどこ?
それは、、
5:6っていうポリリズムだよ❤️
(ポリリズムというのは複数の
違うリズムが組み合わさっているもの
この曲の場合は右手6連符と左手5連符を
同時に弾く)
リトミックでも2:3とか3:4のポリリズムって
勉強するし
ショパンやドビュッシーの有名な曲では
頻繁に出てくるよね
でも
5:6ってなかなかないでしょ
(ちなみに4:6も出てくる)
私はポリリズムってすごく好きで
出会うとちょっとゾクゾクする
作曲家が曲の中で使う意図だったり
2つのリズムを合わせることで
描写しようとするもの
まで考察すると
演奏表現の奥深さって
どこまでも果てしない
フジ子・ヘミングの
エオリアンハープの演奏
独特の表現
格別好き
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