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俺が身支度してる間に、ちゃっかりヒラヒラから私服になってたコ・ミニョは、また自分の部屋に戻りてぇって言い出した …
コイツの『お願い』ってぇ奴はかなり強力で、断れねぇ俺がいる …
「チャン先輩、着替えてきますから、ここで待ってて下さいね」
「別に、俺の前で脱いだっていいんだぜ、『恋人同士』なんだからよ」
「ダ、ダメです … 」
「フン、じゃあ、早くしろよ」
バタンッ …
コ・ミニョの部屋に入りたかったのに、俺ぁ、廊下に立たされドアを閉められちまった …
せっかく俺のモンにしたと思ったのに、部屋を閉め出されただけで、ふてくされてぇ気分になる …
こんなに貪欲な男だったとは、自分で自分にビックリだぜ …
知らねぇ自分を見つけちまうのは怖ぇようで、それでも覗きてぇような不思議なモンだ …
コ・ミニョに出逢ってなかったから、それも気づかねぇで女から女へ流れてたんだろうなぁ …
心のどこかで、そんな事をしても満たされねぇのは分かってたのに …
ガチャリ …
「お、お待たせしました … 」
「お、お前ぇ、コ・ミニョだよな … 」
この女から目ぇ離せなくなってから俺ぁ、何度も驚かされたが今日も面食らわされちまった …
「おかしいですか … 」
「おかしかねぇけど、どうしたんだよ、その格好 … 」
誰だってビックリすんだろ、未遂とはいえ昨晩、抱いた女が修道服を着て部屋から出てきやがったら …
「だって、さっきチャン先輩が見たがってたから … 」
「そ、そうだけどよ … 」
た、確かに言った、そりゃ認める …
でも、お前ぇがもう少しアレに慣れて来た時に着させて遊ぶのもいいなぁって、スケベ心を起こしただけで …
「す、すみません、着替えて来ます」
そんな泣きそうな顔すんなよなぁ …
「あ~、それでいいっ、行くぞっ」
仕方ねぇ、俺に見せたかったんだろ …
「で、でも … 」
「一度しか言わねぇぞ」
ハァ~、照れくせぇ …
「は、はい … 」
「今すぐ押し倒してぇぐれぇ可愛い、お前ぇに似合ってる … 」
も~、絶対ぇ、言わねぇ …
「チャン先輩 … 」
「何でぇ、コ・ミニョ … 」
「有難うございます … 」
こんなんで礼なんて言わなくていいんだ、本当の事なんだからよ …
「バ~カ、何言ってやがんだ。その代わり、鼻で息しろよ」
「ええっ … あっ … んんっ … 」
そ~んな見るからに、お堅ぇ修道服を着られちまったら、外でお前ぇにキスできねぇだろ …
昨日までよりずっと、お前ぇが旨ぇ気がするのは、誰も居ねぇ女子寮の廊下でゾクゾクしてるからかなぁ …
ついつい、俺ぁ、コ・ミニョの口ん中、舌でかき回すのに夢中になっちまって、コ・ミニョの奴がグッタリしてきた …
「おいっ、コ・ミニョ、大丈夫かっ」
「ハァ、ハァ、ハァ … 息が … 」
そ、その顔 …
昨夜を思い出すから、止めろよなぁ …
その水色の修道服を着たお前ぇに、ムラムラきちまったらどうすんだよ …
グイッ …
「ほらっ、行くぞ … 」
「ハァ、ハァ、ハァ、は、はい … 」
関係ねぇよなぁ、どんな格好だって …
初めて逢った時から『俺の女』にするつもりだったんだ …
修道服を纏ったコ・ミニョの首には、年代モンらしい首輪のロザリオが光ってやがる …
コイツの胸元に、ぶら下がってんだと思うとムカつくが、ソイツにゃ俺が文句を言う訳にもいかねぇし …
やっぱり、コ・ミニョにゃ『指輪』を買ってやりてぇなぁ …
「コ・ミニョ『指輪』にするぜ」
「は、はい … 」
おい、目ぇウルウルしてんぞ、買ってもいねぇのによ …
「お前ぇ、ソレはめたら『がっかりしませんでしたか』なんて、二度と言うなよ … 」
「はい … 」
ま~た、ポロポロ泣きやがって …
そりゃ、嬉し涙だろうなぁ …
俺の『指輪』は絶対ぇ外させねぇぞ、コ・ミニョ …


