~ MT合宿・『おしべ』と『めしべ』10・・・チャン ~ | ファン王国物語 

ファン王国物語 

韓国ドラマ「イケメンですね」の二次小説で「ファン王国」というパラレルな世界のお話です。おなじみのドラマのキャラクターが、様々な役柄で登場します。このブログを読んでドラマに興味を持って頂けたら、ぜひ見て下さい。きっと貴方の毎日が変わります、私のように。


→ ここまでのあらすじ ( 随時、更新 )

→ 登場人物紹介 1   登場人物紹介 2

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~ チャン&ミニョの部屋 ~


「チャン先輩、どうかしましたか」


どうしたも、こうしたもねぇよ …


「い、いや … 」


ここまで無知だとは思わねぇから … 俺とした事が、もうどう口説いていいか分からねぇ …


「チャン先輩 … 」


おい、そんな顔すんなよ …


半乾きの濡れた髪が、妙に色っぺぇクセに … 中身がまるで伴ってねぇ …


だあぁぁ~、俺ぁ、どうすりゃいいんだ … こんな女、本当に初めてだぜ …


コツン …


うおぉぉ~、こんな時に肩へ寄りかかんじゃねぇよ …


か、可愛いじゃねぇか …


よ、余計に手ぇ出しづれぇ … コイツぁ、何にも計算しねぇでこ~いう事しやがるから、厄介なんだよ …


ドクン、ドクン、ドクン …


あ~、カッコ悪ぃ …


心臓の音が、コ・ミニョに聞こえちまいそうだ …


「チャン先輩、携帯電話を壊してしまって良かったんですか … 」


け、携帯 … そんなモン、今はど~でもいいんだよ …


あのガリ勉君を追い払うには、あれぐれぇしねぇと …


「あ~でもしなきゃ、お前ぇにプロポーズまでするような医学部の幼馴染み君は、引き下がらなかったろ」


まぁ、あの野郎は諦めてねぇだろうが、今晩の所は俺の勝ちってとこだ …


「すみません … 」


「すぐにまた買うし、もう他の女の番号は要らねぇからなぁ … 」


お前ぇの番号は、ちゃ~んと暗記してるしよ …


「でも大事な友達とか、家族とかと連絡が取れなくなりますよね … 」


居ねぇよ、そんなモン …


「ん~、ま~、おいおい話すけどよ、今はお前ぇに連絡できりゃいいんだよ。余計な気ぃ使うな … 」


「はい … 分かりました … 」


携帯の話はどうでもいいんだよ … 肝心なのは、今夜の俺とお前ぇの事だ …


「それより … いいか、コ・ミニョ」


「はい、チャン先輩」


ムギュウゥゥ … ゴクリ …


と、とりあえず、一歩でも二歩でも進めねぇといけねぇだろ …


「あのなぁ、お前ぇに教えなきゃいけねぇ事があるんだけどよ … 」


な、何て説明すりゃいい …


そ、そうだ … ガキにゃ、授業だ …


「はい … 」


「お、俺が保健の授業をしてやる」


ハァ、ダセェなぁ、俺 …


何が『保健の授業』だよ …


「は、はぁ … 」


コイツが相手じゃ仕方ねぇけど、何をどう話したらいいんだ …


オスとメスが交尾して … じゃ、直接的すぎんだろ …


な、何かイヤらしくねぇ言い方は …


おっ、そうだ … そう言やぁ、花が好きだって言ってたなぁ …


「ん~とだなぁ、お前ぇ、花にはおしべとめしべがあんのは知ってんだろ」


らしくねぇけど、この線で行くか …


「知ってます」


「そっか、おしべは人間で言うと男、めしべは女だよなぁ … 」


「はい、そうですよね」


ま~、これぐれぇはコイツでも知ってるみてぇだなぁ …


「たった一個のめしべに向かって、おしべは他の野郎を蹴散らして来るんだ、分かるか … 」


今日だって早速、お前ぇに寄って来る野郎共を撃退したからなぁ …


「はい、そしておしべとめしべが結婚して、花の種が出来るんですよね … 」


け、結婚か … そう来るか …


「そ、そうなんだよ、結婚して … って … ま~、そりゃいい、まだ早いからな。そのずっと手前の話だからな」


まだ、そこまでじゃねぇ …


「はい」


「俺とお前ぇは、晴れて『恋人同士』になった。そりゃ構わねぇよな」


ハァ … 照れくせぇ …


「はい … 構いません … 」


「こ、恋人同士になるとだなぁ、まず手ぇ繋いだり、キスしたりすんのは当たり前ぇになる、これもいいな」


もう、恋人ってやつになる前ぇからしてるけど …


「はい、時々なら … 」


「時々じゃねぇよ、毎日だ」


って言うか、今だよ、今 …


「は、はい … 頑張ります」


うへぇ、調子狂うから止めろ、その天然っぷりはよ …


頼むから、お前ぇは頑張んな …


「が、頑張らなくていいんだけどよ、普通の『恋人同士』はな、それだけじゃねぇっつ~か … 」


「そうなんですね。私、今まで『恋人』と言える人が居なかったから、よく分からないんです、チャン先輩 … 」


わ、分からな過ぎるから、俺ぁ、苦労してんだよ …


「お、男がキスしたくなんのは、口だけじゃねぇんだ … 」


胸や尻もだっ …


「オデコや頬っぺたですか … 」


「ち、違ぇっ、いや、そこもしてぇんだけど … お前ぇの身体の … 」


ココもソコもアソコも、とにかくお前ぇの全部なんだよ …


「どこですか … ?」


「ど、どこって、お前ぇ … 」


い、言っちまうか …


「チャン先輩、どこですか?」


「ぜ、全部だよ、全部っ!」


やっぱ、無理だろ …


「全部って、本当ですか … 」


ほら、泣きそうだしよ …


「お前ぇみてぇな女に、この状況で嘘なんかつくかよっ」


泣きてぇのは俺だっ …


「そ、そうですけどっ … 」


おっ、俺の腕ん中からすり抜けようなんて無駄だぜ …


「逃げんなっ、ちゃんと聞けっ!こりゃ、スゲェ大事な事なんだっ!」


「は、はい … 」


せめて、今だけでもこうして抱かせろ、俺から離れようとすんな …


「惚れた女とは出来るだけ一緒に居てぇし、その身体に触りてぇし、自分の目で見てぇって思うんだよ」


「チャン先輩 … 」


お前ぇの裸を見てぇし、それ以上の事もしてぇよ、決まってんだろ …


そんな俺を、お前ぇは嫌ぇになるか …


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