→ ここまでのあらすじ ( 随時、更新 )
→ 登場人物紹介 1 登場人物紹介 2
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~ チャン&ミニョの部屋 ~
「チャン先輩、どうかしましたか」
どうしたも、こうしたもねぇよ …
「い、いや … 」
ここまで無知だとは思わねぇから … 俺とした事が、もうどう口説いていいか分からねぇ …
「チャン先輩 … 」
おい、そんな顔すんなよ …
半乾きの濡れた髪が、妙に色っぺぇクセに … 中身がまるで伴ってねぇ …
だあぁぁ~、俺ぁ、どうすりゃいいんだ … こんな女、本当に初めてだぜ …
コツン …
うおぉぉ~、こんな時に肩へ寄りかかんじゃねぇよ …
か、可愛いじゃねぇか …
よ、余計に手ぇ出しづれぇ … コイツぁ、何にも計算しねぇでこ~いう事しやがるから、厄介なんだよ …
ドクン、ドクン、ドクン …
あ~、カッコ悪ぃ …
心臓の音が、コ・ミニョに聞こえちまいそうだ …
「チャン先輩、携帯電話を壊してしまって良かったんですか … 」
け、携帯 … そんなモン、今はど~でもいいんだよ …
あのガリ勉君を追い払うには、あれぐれぇしねぇと …
「あ~でもしなきゃ、お前ぇにプロポーズまでするような医学部の幼馴染み君は、引き下がらなかったろ」
まぁ、あの野郎は諦めてねぇだろうが、今晩の所は俺の勝ちってとこだ …
「すみません … 」
「すぐにまた買うし、もう他の女の番号は要らねぇからなぁ … 」
お前ぇの番号は、ちゃ~んと暗記してるしよ …
「でも大事な友達とか、家族とかと連絡が取れなくなりますよね … 」
居ねぇよ、そんなモン …
「ん~、ま~、おいおい話すけどよ、今はお前ぇに連絡できりゃいいんだよ。余計な気ぃ使うな … 」
「はい … 分かりました … 」
携帯の話はどうでもいいんだよ … 肝心なのは、今夜の俺とお前ぇの事だ …
「それより … いいか、コ・ミニョ」
「はい、チャン先輩」
ムギュウゥゥ … ゴクリ …
と、とりあえず、一歩でも二歩でも進めねぇといけねぇだろ …
「あのなぁ、お前ぇに教えなきゃいけねぇ事があるんだけどよ … 」
な、何て説明すりゃいい …
そ、そうだ … ガキにゃ、授業だ …
「はい … 」
「お、俺が保健の授業をしてやる」
ハァ、ダセェなぁ、俺 …
何が『保健の授業』だよ …
「は、はぁ … 」
コイツが相手じゃ仕方ねぇけど、何をどう話したらいいんだ …
オスとメスが交尾して … じゃ、直接的すぎんだろ …
な、何かイヤらしくねぇ言い方は …
おっ、そうだ … そう言やぁ、花が好きだって言ってたなぁ …
「ん~とだなぁ、お前ぇ、花にはおしべとめしべがあんのは知ってんだろ」
らしくねぇけど、この線で行くか …
「知ってます」
「そっか、おしべは人間で言うと男、めしべは女だよなぁ … 」
「はい、そうですよね」
ま~、これぐれぇはコイツでも知ってるみてぇだなぁ …
「たった一個のめしべに向かって、おしべは他の野郎を蹴散らして来るんだ、分かるか … 」
今日だって早速、お前ぇに寄って来る野郎共を撃退したからなぁ …
「はい、そしておしべとめしべが結婚して、花の種が出来るんですよね … 」
け、結婚か … そう来るか …
「そ、そうなんだよ、結婚して … って … ま~、そりゃいい、まだ早いからな。そのずっと手前の話だからな」
まだ、そこまでじゃねぇ …
「はい」
「俺とお前ぇは、晴れて『恋人同士』になった。そりゃ構わねぇよな」
ハァ … 照れくせぇ …
「はい … 構いません … 」
「こ、恋人同士になるとだなぁ、まず手ぇ繋いだり、キスしたりすんのは当たり前ぇになる、これもいいな」
もう、恋人ってやつになる前ぇからしてるけど …
「はい、時々なら … 」
「時々じゃねぇよ、毎日だ」
って言うか、今だよ、今 …
「は、はい … 頑張ります」
うへぇ、調子狂うから止めろ、その天然っぷりはよ …
頼むから、お前ぇは頑張んな …
「が、頑張らなくていいんだけどよ、普通の『恋人同士』はな、それだけじゃねぇっつ~か … 」
「そうなんですね。私、今まで『恋人』と言える人が居なかったから、よく分からないんです、チャン先輩 … 」
わ、分からな過ぎるから、俺ぁ、苦労してんだよ …
「お、男がキスしたくなんのは、口だけじゃねぇんだ … 」
胸や尻もだっ …
「オデコや頬っぺたですか … 」
「ち、違ぇっ、いや、そこもしてぇんだけど … お前ぇの身体の … 」
ココもソコもアソコも、とにかくお前ぇの全部なんだよ …
「どこですか … ?」
「ど、どこって、お前ぇ … 」
い、言っちまうか …
「チャン先輩、どこですか?」
「ぜ、全部だよ、全部っ!」
やっぱ、無理だろ …
「全部って、本当ですか … 」
ほら、泣きそうだしよ …
「お前ぇみてぇな女に、この状況で嘘なんかつくかよっ」
泣きてぇのは俺だっ …
「そ、そうですけどっ … 」
おっ、俺の腕ん中からすり抜けようなんて無駄だぜ …
「逃げんなっ、ちゃんと聞けっ!こりゃ、スゲェ大事な事なんだっ!」
「は、はい … 」
せめて、今だけでもこうして抱かせろ、俺から離れようとすんな …
「惚れた女とは出来るだけ一緒に居てぇし、その身体に触りてぇし、自分の目で見てぇって思うんだよ」
「チャン先輩 … 」
お前ぇの裸を見てぇし、それ以上の事もしてぇよ、決まってんだろ …
そんな俺を、お前ぇは嫌ぇになるか …


