~ MT合宿・『おしべ』と『めしべ』 5・・・ミニョ ~ | ファン王国物語 

ファン王国物語 

韓国ドラマ「イケメンですね」の二次小説で「ファン王国」というパラレルな世界のお話です。おなじみのドラマのキャラクターが、様々な役柄で登場します。このブログを読んでドラマに興味を持って頂けたら、ぜひ見て下さい。きっと貴方の毎日が変わります、私のように。


→ ここまでのあらすじ ( 随時、更新 )

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~ バスルーム、つづき ~


院長様 …


薔薇の香りのシャンプーの泡と … チャン先輩の長い指がとても気持ち良いいです …


あっ、そう言えばチャン先輩の婚約者だと言っていたユ・ヘイ先輩 …


とっても素敵な薔薇の香りの香水をつけてました。凄くスタイルも良くて、お姫様みたいな人だったけど …


チャン先輩の事が、本当に好きそうでした。こんな所を見られたら、ヘイ先輩が傷つきますよね …


ヘイ先輩の事、チャン先輩はどう思ってるんですか …


もしかして前は恋人同士だった … ?
こんな風に、ヘイ先輩にも一緒にお風呂に入って頭を洗ったり …


『側に居てやる』って言ったりしたんですか、チャン先輩 …


イ、イヤ … そんなの …


「イヤッ … チャン先輩っ … 」


ビクビクッ …


「な、何だ、急にデケェ声出すなよ、ビックリすんだろうが … 」


あ、あれ … 私、寝てたの …


「あ、あの … チャン先輩、私 … 」


「ああ、俺の指テクでイカれちまって、気持ち良さそうに眠ってたぜ … 」


イカれてなんかいませんけど … 今日は山の中を歩き回って疲れたから …


あ、あ、あ … バスタオルが …


「チャン先輩っ、タオルがめくれてるんですけどっ … 」


見られましたよね、やっぱり …


「み、見てねぇよっ、頭ぁ洗い終わったから、身体を洗ってたんだっ … 」


「見ないで身体を洗える訳ないじゃないですかっ … 」


身体中、泡だらけです … お腹も、足の間も、膝の下も …


「別に、見なくたってぇ手探りで洗えるさっ … 」


それは … 慣れてるから …


「ヘイ先輩や、他の女の人にもしてあげたからですか … 」


あっ、私ったら何を … そんな事を気にしても仕方ないのに …


「コ・ミニョ、お前ぇ … 」


「す、すみません … 何でもありません。今のは忘れて下さいっ。後は自分で洗いますからっ … 」


恥ずかしい … チャン先輩が過去に誰と付き合ってたとしても、私には関係ないのに …


ムギュウゥゥ …


チャン先輩 … そんな風に抱きついたら泡がついてしまいますよ …


「お前ぇ、もしかして妬いてんのか」


「や、妬いてなんかいません … 」


ヤキモチって、よく分かりません …


「嘘つけ … 膨れっ面してんじゃねぇか、ただでさえガキくせぇのに」


よ、余計なお世話です …


「膨れてなんていません。見ないで身体を洗えるなんて、慣れてるんだろうなぁって思っただけです … 」


本当に、それだけです …


「じゃあ、何で半べそなんだよ … 」


「な、泣いてなんかいません … 」


ヘイ先輩の泣きそうな顔を思い出したから、胸が痛くなったんです …


「いや、泣いてる … お前ぇはすぐ思ってる事が顔や態度に出るからよ。俺が、どの女にもこんな事してんじゃねぇかと思ってんだろ … 」


チャン先輩って、いつもふざけてるのに鋭いんですよね …


「はい … 少し、そう思いました … 」


「やっぱりか … お前ぇはなぁ、考えてる事がスケスケなんだよ … 」


「な、何ですか、スケスケって … 」


人をレースの下着みたいに …


「ごまかしたってぇ、バレバレなんだから聞きてぇ事があんならハッキリ言え、お前ぇに嘘はつかねぇから … 」


「はい … チャン先輩、それなら1つだけ聞いていいですか … 」


「ああ、何でぇ」


「チャン先輩が今、好きなのは … 」


それは、誰なんですか …


「聞きてぇ事は、それだけか … 」


「はい … 」


ムギュウゥゥ …


チャン先輩、背中が熱いです …


それに力が強くて、少し苦しい …


「確かに、お前ぇと出逢う前に『女』はいた、一人や二人じゃねぇ … それをイヤだと思われちまったら、俺ぁ言い訳できねぇ … 」


「チャン先輩、それはいいんです。私は『今』の事を聞きたいんです … 」


『過去』はもう変える事は出来ないから『未来』を作り出す『今』の事をチャン先輩の口から …


「そっか … でも、これだけは言わせろ。ヘイとは何でもねぇんだ。親同士が知り合いで、アイツが勝手に俺を婚約者に仕立ててぇだけだ … 」


良かった … ヘイ先輩の事、好きではないんですね …


「はい … 」


「それと … こんな厄介な手間のかかる女は、一人も居やしなかったぜ … 」


や、厄介って …


「はい … 」


「そんで、この俺が何回『好きだ』って言っても理解しねぇ女は、お前ぇぐれぇだ … 」


り、理解って …


「チャン先輩 … 」


「まぁ、お前ぇの為なら何度でも言うさ。俺の『今』をお前ぇにやる … 」


それって …


「どういう意味ですか … 」


「さぁな … 」


クルッ …


えっ、ま、前に回転させられました …


ムギュウゥゥ …


「チャン先輩 … 」


「こういう事だ、鼻で息すんだぞ … 」


院長様 …


チャン先輩と私は唇同士を重ね合い、白い泡だらけの中で『今』を一緒に過ごしました …



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