~ MT合宿・キャンプファイヤーと告白タイム 2・・・ミニョ ~ | ファン王国物語 

ファン王国物語 

韓国ドラマ「イケメンですね」の二次小説で「ファン王国」というパラレルな世界のお話です。おなじみのドラマのキャラクターが、様々な役柄で登場します。このブログを読んでドラマに興味を持って頂けたら、ぜひ見て下さい。きっと貴方の毎日が変わります、私のように。

→ ここまでのあらすじ ( 随時、更新 )

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院長様 …


チャン先輩は、大きな木の下で何回もキスしながら私の事を『好きだ』『抱きてぇ』って言ってくれました …


それなのに …


私は、どう応えていいのか分からなくて … チャン先輩の胸にしがみついて、立っているのが精一杯でした。


こんなに近くにいても平気なのは … 繋いでいた手を放されると、すぐに不安になってしまうのは、私もチャン先輩が好きだからですか …


もう、ペンション村広場のゴールに着いてしまいました。チャン先輩は、いつものすました顔をしてます。


「はぁ~い、最後の二人組が到着しましたぁ~、お疲れ様で~す。では皆さ~ん、キャンプファイヤーを始めましょう~」


「「「「 うぉ~っ!!! 」」」」


あ、やっぱり … 私がモタモタしたせいで、ビリになってしまいました。チャン先輩、ごめんなさい …


「あ~あ~、一番最後だってよ。まぁ、俺にとっちゃ最高の時間だったけどなぁ … 」


えっ、『最高』って …


「何がですか、チャン先輩 … 」


「へへっ、お前ぇの胸ん中が、スケて見えちまったからなぁ … 」


はっ、む、胸って …


「私は、ちゃんと、ジャージ着てましたけど … 胸なんて見せてません」


こ、転んだ時に見えたのかしら … ううん、上着のチャックは首まで閉めてあるし、そんなはずない …


「バカだなぁ、お前ぇの胸の中ってぇのは、まぁ … 心っつ~か、気持ちっつ~か、中身の事だ。その上っ張りのデケェ胸の事じゃねぇよ … 」


『心の中』って … 自分でも分からない私の本当の気持ちを、チャン先輩は覗いてしまったんですね …


「私の … 気持ちって … 」


どんなふうに見えたんですか …


「そうだなぁ … まだ、俺の事ぁ迷っちゃいるが拒んではいねぇ。そうだろ、コ・ミニョ、違ぇか … 」


ち、違わないです … チャン先輩にされる事は全部、恥ずかしいけれど嫌ではないんです …


「あ、あの … 私は … 」


「言ったろ、遠慮なく口説いてやるが、無理はしなくていい。お前ぇのおかげで、俺ぁ我慢強くなったんだ … 」


「は、はい … 」


が、我慢 … って、何のですか …


「さぁ、夜は山ん中だから冷えるぜ。焚き火にあたろうじゃねぇか。何だかCコースの野郎共も合流してやがるから、俺の側を離れんじゃねぇぞ」


「あ、はい … 」


Cコースって、医学部のドンジュンが行ってるコースだったような …


そう言えば、近くにある別のペンション村に泊まってるはず … キャンプファイヤーは合同なんですね …


同じ大学なのに、キャンパスが別の場所にあるから、なかなか本人には逢えないけど …


ミナムオッパが確か、電話でそう言ってた … 携帯電話を自分で契約したなんて、嘘をついてごめんなさい …


チャン先輩に渡されたなんて言ったら『どこのどいつだ』って、心配するに決まってるから …


「はぁ~い、皆さ~ん、キャンプファイヤーに火が点きましたぁ~。我がファン大学のイケメンバンド『team K』の曲で踊って楽しんで下さ~い」


あ、カート先輩のバンドの曲なんですね … コンサートでは、ほとんど聞けずに気を失ってしまったから …


「おいっ、コ・ミニョっ、ボーッとすんなっ、揉みくちゃにされんぞ、今夜は酒も解禁になるんだ … 」


「あ、は、はいっ … 」


確かにCコースの人も混じったから、スゴい人数 … 誰が誰だか分からないくらい …


これじゃ、ユリさんを探せない …


「ほらっ、俺にくっついてろ … 」


「あっ … チャン先輩 … 」


皆が見てるのに … 本当にチャン先輩は、人目とか気にしないんですね …


おおらかというか、大胆というか … それでいて時々、とっても子供っぽく見えたかと思えば、男の人なのにゾクッとするほど色っぽくて …


カート先輩の曲 … ちゃんと聞きたいのに、耳に入って来ません …


チャン先輩の低い声しか、頭が受け付けなくて …


「さぁ、さぁ、皆さん、ダンスのフリータイムは終わりま~す!一旦、音楽を止めて『ザ・こ・く・は・く・タ・イ・ム』で~す~♪」


は、はぁ … 学生会の司会をやってる先輩ったら、何のつもり …


このノリで、『告白タイム』って …


「チッ、また一段と下らねぇ企画を立てやがってアイツら … 」


「チャン先輩っ、どうすれば … 」


あ、あれ … 私、学生会の人達から呼ばれてる … ?


「はぁ~い、この山の中のコースに参加してくれた音楽・芸術・医学部の貴重~な女の子達、総勢10名は前に出て下さ~い」


そ、そう言えば … MT合宿に参加する女子のほとんどは、海のコースを選択するって聞きました …


それは、本当だったんですね …


「大丈夫だ、俺がいる。お前ぇが困ってる時にゃ、助けてやるから … 」


「はい … では、行って来ます … 」


『告白タイム』って … どんな事をするのかしら … まさか1年生だからって、自分の好きな人を皆の前で言わされるとか …


ペンション村広場は、火を囲んで丸く人が輪になってますが … 管理棟のある建物の前に白いイベント用のテントが張ってあって …


踏み台に立った学生会の人が、マイクで女子だけを呼び出して、その前にズラッと並ばされました。


あっ、隣に背の高いスラッとしたキレイな女の人がいます … どこの学部の人なんだろ …


「アンタ、コ・ミニョっていう名前の音楽学部の1年よね … 」


えっ、私の名前を何で知ってるの …


「は、はいっ、あの … 何で … 」


ギロッ …


美人に睨まれると、迫力あります …


「私のチャンに、ちょっかい出さないでくれる ? 遊ばれてるのも知らないで、可哀想な子ね … 」


えっ、もしかして、チャン先輩の彼女さんなのかしら …


「ちょっかいなんて、出してません」


「私は演劇学部の3年よ、1年のクセに口答えすんの。まあ、いいわ。チャンにこれ以上、手を出すならファン大学に残れないようにしてやるから、分かったわね … 」


えっ、それは困ります … この人は一体、何者なの … ただの学生じゃないのかしら …


「は、はい … 」


「まさかチャンが山のコースを選ぶとは思わなかったから、わざわざMT合宿の宿泊先から抜け出して来たのよ」


「は、はぁ … 」


とにかく、この人をこれ以上、怒らせないようにしないと … せっかくの楽しい雰囲気を壊してしまいます …


それに、この人の言う事が本当なら … チャン先輩は、他に恋人がいるのに私をからかってたんですよね …


「はいっ、では1年のコ・ミニョさんから自己紹介をして下さ~い」


えっ、一番最初 … こんな時に …


「あ、あの … 私は、音楽学部声楽科1年のコ・ミニョです、宜しくお願いします … 」


は、恥ずかしい … 皆、見てます … 隣で怖い顔してる先輩がいるし …


「はぁ~い、トップバッター、今年の1年女子の中でも大人気、ミニョちゃんに告白したい男子はいますかぁ~」


「「「は~いっ!!!」」」


えっ、ヨンファ先輩 … ホンギ先輩 … ドンジュンまで …


「おい、待てっ、ソイツぁ俺んだ … 」


チャン先輩、来てくれたんですね …


院長様 … 私は一体、どうすればいいんですか …




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