~ MT合宿・崖っぷちと秘密の言葉・・・ミニョ ~ | ファン王国物語 

ファン王国物語 

韓国ドラマ「イケメンですね」の二次小説で「ファン王国」というパラレルな世界のお話です。おなじみのドラマのキャラクターが、様々な役柄で登場します。このブログを読んでドラマに興味を持って頂けたら、ぜひ見て下さい。きっと貴方の毎日が変わります、私のように。


→ ここまでのあらすじ ( 随時、更新 )

→ 登場人物紹介 1   登場人物紹介 2

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~ オリエンテーリングにて ~


う~ん … 『秘密の言葉』は全部で7文字 … これまで6文字見つけたから、後は1文字なんですけど …


「チャン先輩 … 『あ』『い』『こ』『く』『の』『は』の次は何でしょうか … 」


「さぁなぁ … んなモン、自分で考えろよ、どんくさコ・ミニョ … 」


あいうえお順に並べられた文字を繋ぎ合わせると今晩、ペンション村の広場で開かれるキャンプファイヤーのテーマになるらしくて …


チャン先輩はニヤニヤしてるから、もう答えは分かってそうなのに …


教えてくれないんですよ、院長様 …


「あっ、チャン先輩っ、あの木の下に何かぶら下がってますっ!」


タッ、タッ、タッ、タッ …


「おいっ、気をつけろよっ!」


「はいっ、大丈夫ですって … 」


ズザァァ … ドサッ …


あっ、また転んじゃいました …『大丈夫』なんて言ってしまって、チャン先輩の顔が見づらいです …


「ハァァ~ …… 」


た、溜め息をつかれてます … 呆れられてますよね、私 …


だって …


すぐにチャン先輩は木陰でキスしようとするから … 誰かに見られるんじゃないかと、気がきじゃなくて …


「す、すみません … 」


「俺に謝るぐれぇなら、そのデケェ尻に詫びろ、青タン出来てんじゃねぇかぁ、転びすぎてよ … 」


あ、青タン … お尻に … いちいちチャン先輩はエッチというか、意味深な事を言いますね …


「お、お尻に青タンなんて出来てません … 多分、ですけど … 」


「へぇ、じゃあ、本当に出来てねぇか俺が見てやろうか … 」


ま、また …


「け、結構ですっ!」


「今、ここでも構わねぇんだぜ」


ドキッ … ドキン、ドキン、ドキン …


そんな顔で見ないで下さい … 汗が陽射しに照らされてキラキラしてる …


今日は『タバコ』吸わないんですね … ほんのり、汗とコロンの香り …


「か、からかわないで下さい … 」


「冗談じゃないって、言ったら … 」


ムギュウゥゥ …


地面に座った私の手を引っ張られて、チャン先輩に抱き締められると …


転んで打ったお尻の痛みなんて吹き飛んでしまって、急に動き出した心臓がある胸の方が痛いです …


「チャン先輩 … 」


「そう、あからさまにビクビクすんな。お前ぇの嫌がる事ぁしねぇよ。慌てて転んで、ケガでもされる方が困んだろうが … 」


パンッ、パンッ、パンッ …


チャン先輩は私の頭を撫でながら、お尻についた土を払ってくれました …


院長様、これは … やっぱり子供扱いなんですか … ミナムオッパみたいにも思えるし …


「あ、あの … 嫌ではないですけど、誰かに見られるといけないと思って … 誤解されますし … 」


ユリさんも言ってたけど、チャン先輩のファンは多いって聞いてます。


この合宿に来る時のバスの中だって、オリエンテーリングで山の中に入る時だって、女子のグループが私を睨み付けてたような …


「誤解ねぇ … お前ぇさぁ … 」


グイッ … ムギュウゥゥ …


く、苦しいんですけど … もしかしてチャン先輩、怒ってるんですか …


「チャン先輩 … 」


「お前ぇは、俺とデキてるって思われんの、イヤなのか … 」


『デキてる』って『付き合ってる』と同じ意味なんですか …


「イヤだなんて … 」


「じゃあ、他の奴らなんて気にすんじゃねぇよ、関係ねぇだろうが … 」


だって …


「チャン先輩を好きな人に悪いです。こんな所を見られたら、傷付きますよね … 」


ドンッ …


「分かった … もうしねぇよ … 」


えっ、チャン先輩 … 何で、そんなに哀しそうな顔をするんですか …


待って … ずっと手を繋いでくれてたのに … そんな先へ行かないで …


ズルッ … ズザザザァァァ …


「キャアアァァァ~!!!」


「おいっ、コ・ミニョっ!!!」


院長様 … 気がつくと、目の前の景色がガラッと変わってました …


クスン … 身体中、痛い … 私、崖から落ちたみたいです …


「痛い … 」


私、知らないうちにチャン先輩を頼ってたんだ … 繋いでくれていた手を自分で離す度に転んでは、起こして貰ってたのに …


変に意識して、恥ずかしがって … ちゃんとお礼も言わないでいたから、チャン先輩は怒ってしまったんですね … 恩知らずだって …


ザザッ、ザザァァァ~ッ …


「おいっ、大丈夫かっ、何やってんだ … ったく、心配ばっかりさせ … 」


ムギュウゥゥ …


チャン先輩 … 私、嫌われたくない …


「ごめんなさい、チャン先輩 … 怒らないで下さい … 」


「バ~カだなぁ、お前ぇは … 怒ってんじゃねぇ。俺ぁ、イジケてんだ … 」


えっ、チャン先輩が『イジケてる』って … 何に … どうして …


「な、何で … 」


「あ~あ、やっぱり分かってねぇんだな。俺は、他の奴らに手ぇ出させたくねぇんだよ … 」


『手を出す』って …


「誰が、誰にですか … 」


「フン、お前ぇの事に決まってんだろうが、ボケっ … 」


ボ、ボケとはなんですか、ボケとは … 本当に口が悪いんだから …


「ボケって … 」


「フン、何回言ってやっても理解しねぇからだっ!最後の言葉は『く』だっ … 」


ペロッ …


「あっ、7文字目 … 」


チャン先輩、見つけてくれたんだ … 最後の秘密の文字が書かれた紙 …『あ』『い』『こ』『く』『の』『は』の次は『く』 …


隠された秘密の言葉って、何なんでしょうか …


「俺はなぁ、お前ぇさえ良けりゃ … 『コ・ミニョは俺の女だ』ってぇ、他の奴ら全員に言いてぇんだっ、よ~く覚えとけっ!」


チャン先輩、イジワルしたり、優しくしたり … どっちが本物なの …


どうして私を、こんなにドキドキさせるんですか …




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