→ ここまでのあらすじ ( 随時、更新 )
→ 登場人物紹介 1 登場人物紹介 2
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~ ペンション村、到着 ~
「大変お疲れ様でございます。皆さん、ペンション村に到着しました。バスを降りる準備をして下さ~い」
はぁぁ~、気持ちよく寝れました … 頭スッキリ … バスの運転手さんのアナウンスですね …
あれ、チャン先輩ったら口を尖らしてますけど … 何か怒らせてしまうような事をしたかしら …
「お前ぇ、ヨダレ垂らしてたぜ」
「えっ、本当ですか … 」
チャン先輩の前で恥ずかしい … だから横には座りたくなかったのに …
やっぱりイジワルするんですね、こんな景色の良い場所に来ても …
「フン、間抜けに口も開けてたから、ゴミ入れといたぜ … 」
えっ、嘘ですよね …
「ひ、酷い … 」
「バ~カ、冗談に決まってんだろ。それよりお前ぇ、ペンションの部屋で着替えて来るんだぞ」
も、もう … チャン先輩なら、本当にやりそうだから …
「はい、山の中を歩くんですよね」
確か、オリエンテーリングをやるとかプログラムには書いてありますよね …
「分かってんなら、そんな短ぇスカートはいてんじゃねぇよ」
そ、それくらい私だって …
「は、はい … 普段着でズボンってあまりなくて … ジャージを持って来ました … 中にTシャツを着ます」
「フ~ン、ジャージかぁ。イチゴ柄パンツ履いてる奴にゃ、ピッタリだな」
ドキッ …
な、何でチャン先輩が今日、私が履いてる下着の柄を知ってるんですか …
「何で … イチゴ柄って … 」
「フン、あの下着屋で、追っかけ女とデケェ声で話してただろ … 」
そんな話まで、聞いてたんですか …
「だからって … 」
「イチゴ好きも結構だけどなぁ、食べるだけにしとけ … そんな柄のパンツじゃ、余計にガキくさく見えんだよ」
べ、別に … 誰にも見せないし …
「ガキで結構ですっ!イチゴ柄だって、誰にも迷惑かけませんし … 」
「フン、分かってねぇなぁ … 」
院長様 … 私の方が分かりません …
何で私がイチゴ柄の下着をはくと、チャン先輩がふてくされてしまうんですか …
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~ オリエンテーリングにて ~
「はい、皆さ~ん。二人一組になって下さ~い。男同士、女同士、男女でも組み合わせは自由で~す」
あ、院長様、オリエンテーリングが始まります。何でも優勝すると、賞品が貰えるそうですよ。
「この地図に記されているポイントを見つけてキーワードを考え、答えが出たらこのペンション村の広場に戻って来て下さ~い」
やるからには、コ・ミニョ、頑張りますね、院長様 …
それにしても覚えてますか、この高校の時のジャージ …
ついこの間まで着ていたのに、胸やお尻の辺りが少しキツいんです。
オリエンテーリングは、2~3時間で終わりそうだから我慢しますけど …
「おい、コ・ミニョ … お前ぇ、そのジャージ、パンパンだろうが … 」
わっ、さすがチャン先輩 … 背が高くてスラッとしてるから、ジャージなんかも似合うんですね …
「は、はい … 久々に着たので … 」
「 … ったく、これ着ろ」
えっ、チャン先輩のジャージの上着を私が着るんですか …
「で、でも、チャン先輩が … 」
「俺ぁ、ウィンドブレーカー持ってっから、大丈夫だ。それより、お前ぇのジャージがぶち切れちまって、イチゴ柄が見える方が問題だろ … 」
そ、そんなにパンパンじゃないです …
「き、切れたりしません … 」
「へへっ、冗談だ、ほれ … 」
わっ、チャン先輩、痩せて見えるのに … ジャージの上着は大きいんだ … う、袖が長すぎて、腕が出ない …
「どんくせぇなぁ、チビっ子、コ・ミニョ … 」
「あっ … 」
院長様 … チャン先輩は、こういう所がズルい人なんです …
イジワルで冷たい人かと思うと … こうして上着を着せて、袖を捲ってくれたりするんです …
こんな事されたら、私はチャン先輩の少しは特別な存在なのかなって、期待してしまうから …
「ほら、コ・ミニョ、行くぜ。俺ぁ、負けず嫌いなんだ … 」
チャン先輩 …
他の人が見てるのに … 何で当たり前みたいに手を引いてくれるんですか …
「あの … 私は … ユリさんと一緒に回る約束をしたんですけど … 」
「ああ、カートと追っかけ女は、とっくに二人で行っちまったぜ。仕方ねぇから、俺がお前ぇの面倒を見てやる」
「な、何ですか … 仕方ねぇって … 」
院長様 … 本当は私、一緒にオリエンテーリングをするのがチャン先輩で、嬉しかったんです …


