→ ここまでのあらすじ ( 随時、更新 )
→ 登場人物紹介 1 登場人物紹介 2
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~ 翌朝、チャン&カートの部屋 ~
「悪かったってぇ、チャ~ン、機嫌直してくれよ~、いいじゃんか、ミニョちゃんのピンチには間に合ったんだしよ~」
うるせぇぞ、カート、間に合ってなんかねぇ、コ・ミニョを泣かしそうになってただろうが …
それに、もう5分遅かったら手遅れだったかもしれねぇ …
男に免疫のねぇコ・ミニョが万が一、優男のヨンファの野郎を気に入っちまったら、どうしてくれんだ …
「フン、許せねぇなぁ … 」
「そんな、固い事を言うなよ~、そもそもチャン目当ての女の子をアテにしてたんだぜ~」
知るかよ、そんなもん …
「フン、カート、お前ぇの携帯の住所録にゃ、女の電話番号ばっかり登録してあんだろ。片っ端から当たりゃいいじゃねぇか」
そうそう携帯って言やぁ … コ・ミニョの奴に何か持たせねぇといけねぇなぁ …
「ヘンッ、言われなくても一斉メールしたさ。まあ急な話だったし、参加してくれる予定になってた子達も『チャン』が来てないならって、帰っちまんたんだよ~」
俺のせいかよ …
「とにかく、俺に断りもなくコ・ミニョを飲み会に誘いやがったら、ぶちのめすから覚えときやがれ」
それに … カート、お前ぇが楽器と女の次に大事にしてやがる洋モノDVDコレクションを全部、バラバラの粉々にしてやるからな …
「あ、チャ~ン、お詫びと言っちゃあ何だけどよ、今晩はミニョちゃん、誘っといてやったぜ … 」
はっ、コイツ … 言ってるそばから飲み会にコ・ミニョを呼んだのか …
「おい … どういうつもりだ」
返事次第じゃ承知しねぇぞ、カート …
「そんな怖い顔すんなよ、チャ~ン。お前、ミニョちゃんの事になると急にマジになるなぁ~、男だねぇ~」
「茶化すんじゃねぇぞ」
「だ~か~ら~、落ち着けよ。今日は『開放デー』だろ」
あぁ~ん? 開放デーって …
「ああ、寮母のミジャさんが居ねぇ日の事か … 」
そうだ … 年に何度か法事だか、旅行だかで居なくなるときゃ、男子寮と女子寮を行き来し放題になるんだった …
最近は、ファン大学の外で女を口説いてたから忘れてたぜ …
「そうだよ、チャンはいいよなぁ。大学以外でも、その女みたいなイケメン顔でモテモテだからよ」
余計なお世話だぜ … こんな顔でも、あんなどんくせぇコ・ミニョをモノにすんのに必死だっつ~の …
「そんで、どう誘ったんだよ」
コ・ミニョと話す暇なんてなかっただろ … 昨夜は俺が女子寮までアイツを送ってやって …
途中のベンチじゃ、た~っぷりとキスしてやったしよ … あ~、あのまま押し倒してやりたかったなぁ …
「ユリちゃんに今晩、この部屋へ来るように誘ったんだ。俺って、やる時はやるだろ、チャ~ン」
今晩、コ・ミニョの奴が来る … この俺達の部屋に …
「そりゃ本当かよ」
「ああ、嘘なんかつくかよ。ユリちゃんなら絶対に連れて来てくれるぜ」
まぁ、そりゃそうだろうぜ、カートの追っかけ女なんだからなぁ …
「そ、そうか … 」
「楽しみだよなぁ、チャ~ン」
おい … 今日は大学もやってねぇから食堂や売店、購買部も開いてねぇ …
買い出しも近くのスーパーやコンビニまで行かねぇと、飲み物すらねぇ …
コ・ミニョが … 俺の部屋に来るって事ぁ、ルームメイトのカートの部屋にも来るってぇ事だ …
共用スペースのデケェ液晶テレビは確かに映画なんかみりゃ、迫力あって喜ぶかもしんねぇが …
部屋には寝に帰って来るぐれぇの俺と違って、カートのベッド周りにゃ …
「おい、カート … 女を呼ぶなら、そのエロ本とDVDの山を何とかしろ」
お前ぇ、あの追っかけ女はともかく、コ・ミニョにそんなモン見られちまったらマズイだろ …
アイツぁ、冗談が通じるような女じゃねぇんだ …
「ああ、そっか、最初はやっぱ隠しといた方がいっかぁ~」
バ~カ、最初も最後もねぇ、とにかくコ・ミニョには見られちゃなんねぇ。
「ふざけんな、今すぐ捨てろ」
「チャ、チャ~ン、そりゃないぜ~、1年の時からコツコツ貯めた俺の秘蔵コレクションなんだぜぇ~、それにこれは、チャンがほとんどくれたんだろ~」
だから … そんな事、俺にゃ関係ねぇ、そっち系の知り合いに頼んで調達してきてやっただけだ …
「いいからっ、俺に捨てられたくなかったら今すぐ一枚残らず、クローゼットにしまえっ。絶対ぇに見つかんなよ。俺ぁ、買い出しに行ってくるっ」
このカートのバカ野郎 … もう昼過ぎじゃねぇか、早く言えよなぁ …
「お、おうっ、ついでに掃除をしとくからよ。あ、あれ、男のエチケットも頼むぜ … 」
「はぁ~、カート『男のエチケット』って何だよ」
また面倒な事を言い出すんじゃねぇぞ、カート … 俺ぁ、急いでんだ …
「またまた、チャ~ン、とぼけんなよ。ミニョちゃんとユリちゃんが来るだろ … 俺はもちろんユリちゃんに、チャンはミニョちゃんの側を離れないで良い雰囲気に持って行く … 」
フン、カート、お前ぇの近くになんかコ・ミニョを行かせる訳ねぇだろ、当ったり前ぇだ …
「ああ、そんで」
「そしたら、こっちの部屋とミニョちゃん達の部屋に別れて、気持ちイイ事すんじゃねぇかよ~」
そ、そっか … それもアリだよなぁ …
「お、おお … それで『男のエチケット』をコンビニで買って来いってか」
「さすが、チャ~ン、察しがいいねぇ、女に慣れてるだけあるぅ~」
確かに、またとねぇチャンスなのは分かるが、あのコ・ミニョが相手でいきなりソレが必要とは思えねぇが …
「気持ち悪ぃ声出すなよ、カート、抜かりはねぇ。ばっちり、スムース装着の奴を仕入れて来てやるぜ」
「頼むぜぇ、チャ~ン。さぁ、お掃除、お掃除っと … What you are name … What you are name … ♪」
また、カートのうるせぇ鼻歌が始まったぜ … 部屋の掃除ん時ゃ、いつもあれだ、ワンパターンなんだからよ …
ま、まぁ …『男のエチケット』は、念には念をって事もあるし … 買っておいて損はねぇか …
そうだよなぁ、コ・ミニョ …


