~ 胸のときめき・・・チャン ~ | ファン王国物語 

ファン王国物語 

韓国ドラマ「イケメンですね」の二次小説で「ファン王国」というパラレルな世界のお話です。おなじみのドラマのキャラクターが、様々な役柄で登場します。このブログを読んでドラマに興味を持って頂けたら、ぜひ見て下さい。きっと貴方の毎日が変わります、私のように。



~ ファン大学の救護室 ~





コ・ミニョ … ド田舎から出てきて、いきなりバイトに寮生活だったからなぁ … 疲れが出たんだろ …


それなのにバイトに行くってぇ、お前ぇどんだけクソ真面目なんだよ …


「おい、本当に大丈夫なのか、コ・ミニョ … こんな時ぐれぇ『コピ』のバイトは休んでもいいじゃねぇか」


「でも … スンドンさんに行くと言ってしまいましたから … 」


あんなオッサン、放っておきゃいいんだ … ジジィのクセに、お前ぇと色違いのエプロンなんかしやがって …


「電話すりゃいいだろ、今日は具合悪ぃってよ … 」


「私は携帯も持ってないですし、『コピ』の電話番号もまだ、スンドンさんに聞いてないんです」


ゲゲッ、コイツ … 携帯持ってねぇのかよ … 俺とデート中にはぐれたらどうすんだ …


「ハァ、携帯を持ってねぇのか … 俺のを貸すから電話しろよ … 」


そんで、ついでに俺の番号を暗記しやがれ … だいぶ昔よりは減っちまったが、公衆電話だってあんだからよ …


「本当に大丈夫ですから … 」


まだ顔色が悪ぃだろうが … あの看護士女は『軽い貧血』だって言ってやがったが …


何とか、もっと寝かしときてぇ … せめて、もう少し血の気が戻るまで引き止めねぇと …


「ああ、分かったから、もう少し寝てから行けよ … 」


「平気です、歩けますから … あっ」


ドサッ …


おい、おい … 大丈夫じゃねぇだろ … 足元、グラグラだろうが …


「まだ、フラついてんじゃねぇか」


「ね、寝起きで力が入らなかっただけです … は、離して下さい … 」


バッカやろ … こんなお前ぇを離せるかよ … 何、考えてやがる …


こうなったら、俺らしく攻めるしかねぇなぁ、コ・ミニョ …


「嫌だね、お前ぇは言う事を聞かな過ぎだ … 俺ぁ、これでも年上だぜ」


フン、それにお前ぇは、そのうち俺の女になるんだ …


「そ、そうですけど … 」


それじゃ、こんなゲームはどうだ …


「ここで大人しく後30分、横になんのと … この前みてぇに俺にキスされんのと、どっちか選べ … 」


へへっ … もう降参か … 俺ぁ、どっちでも構わねぇぞ … どっちかってぇと、キスの方が好みだけどなぁ …


「ね、寝る方で … 」


「んんっ … ? 俺とか … ?」


まぁ、そのうちお前ぇとは、いくらでも寝てやるけどなぁ …


「そ、そんな訳ありません!」


ププッ … ま~た、これぐれぇで真っ赤になりやがって …


「へへっ、バ~カ、冗談だ … 早くベッドに横んなれよ、襲ったりしねぇから … 」


今は、だけどなぁ … さすがにいくら俺でも、今日のお前ぇは押し倒せねぇよ … まずは、ゆっくり休め …


「あ、あ、当たり前です … 」


そんなに焦んなくたって、俺と居りゃ楽しくて気持ちイイ事が待ってるぜ、コ・ミニョ …


「フフン、やっと大人しくなりやがったな … ったく、ガキみてぇだ」


ギュウゥゥ …


俺が、お前ぇを掴まえててやる … 俺のこの手が届く範囲なら … 自由に泳がしてやるが、それ以上はダメだ …


「あ、あの … 」


「フン、手ぇつながねぇとは言ってねぇからな。お前ぇが逃げねぇように、手錠代わりだと思え … 」


そう、こりゃ絶対ぇ外れねぇモンだし、合い鍵もねぇんだ …


初めて逢った時、いきなりぶつかってきたお前ぇが、その合い鍵をどっかに吹っ飛ばしちまったんだぞ …


「は、はぁ …『手錠』って、私が悪い事をしたみたいじゃないですか … 」


しただろうが … この俺を本気にさせちまってよ … 女なんて、面倒くせぇと思ってたのに …


「悪ぃ事してねぇと思ってんのか … これだけ俺を心配させやがって … 」


キスもさせねぇどころか … 手ぇ握ったぐれぇで肩震わせやがって …


お前ぇの胸や尻を直に拝めんのは、いつの話だ … その気になんの待ってたら、俺ぁ白髪のジィさんになっちまいそうだ …


「す、すみません … 」


「本当に悪ぃと思ってんなら、手ぇぐらい掴ませろ、減るもんじゃねぇし。こうしてると安心する … これ以上の事ぁしねぇから … 」


「はい … 」


女を抱くのなんて、挨拶代わりだと思ってた俺が … これぐれぇでペラペラと能書き並べるなんて …


カッコ悪ぃなぁ … しかも今のとこ、これが精一杯だなんて思っちまうのは『コ・ミニョ病』でも感染しちまったのか …


真っ暗闇に居た俺も … コイツの白さに身体中、染まって行くみてぇだ …


黒が白に塗りつぶされて行くなんて … 誰が予想できる …


「コ・ミニョ … お前ぇ、家族は」


「え、ああ、兄だけです。教会の孤児院で育ちました … 」


孤児って、両親が居ねぇって事か … だからコイツ、どっか寂しそうなんだなぁ …


「そうか … 兄貴も大学生ともなりゃ、色々と忙しいだろうから … 困った事があったら何でも言え … 」


他の野郎じゃなくて、この俺を頼れ、コ・ミニョ … こんなお前ぇは、危なっかしくて野放しには出来ねぇからよ …


「チャン先輩 … 」


泣くな … コ・ミニョ …


「おい、コ・ミニョ … ここは泣くとこじゃねぇだろ … 喜んで俺に惚れ直すとこだ … 」


「ほ、惚れてなんかいません … 」


「バ~カ、これから惚れさすんだ … 」


最初っからさんざん何度も言ってんだろうが … ハッキリ、キッパリとよ …


この鈍感女が … 仕方ねぇ、お前ぇのペースに合わせてやるから、絶対ぇそのうち俺だけを好きになるんだぞ …



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